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ミツバチ減少が大きな問題となっているアメリカ。ミツバチを救うため、全米規模の養蜂の調査を行うNPOがあります。

非営利団体 ビー・インフォームド・パートナーシップ

アメリカにビー・インフォームド・パートナーシップという、USDA(米国農務省)とNIFA(米国食品農業研究所)が支援しているミツバチ研究の非営利団体があります(※1)。この団体は、アメリカ各地の養蜂家をはじめ、自然科学を扱う研究機関や大学の農学部、自然保護者、アーモンド(花は受粉をミツバチに頼る)の生産者など、さまざまな分野の専門家が連携しながら、幅広い視点でミツバチの生態や環境の研究と理解を深めています。全米規模でミツバチの飼育状況を調査し、膨大なデータを分析し公表することで、減り続けているミツバチを保護し、ミツバチにとって住みやすい環境を整えていくことを目的としています。

アメリカ全土のミツバチ飼育状況を調査

ビー・インフォームド・パートナーシップは、アメリカ各地でのミツバチの飼育環境や巣の健康状態について調査するため、アンケートに協力してくれる養蜂家を毎年数千名も募集しています。ウェブサイトでは、冬を越せずに全滅してしまった巣箱がどれだけあったかが、州別に一目で分かるマップを公表しています(※2)。これによると、2015年から2016年にかけての冬の場合、地域の差はあるものの、アメリカ全土では平均して3割程度の巣が越冬できなかったことが分かります。また、USDAの動植物検疫局が2009年から行っている全米ミツバチ調査の結果もサイト上で確認することができます。越冬できなかった巣箱の大きさをはじめ、ミツバチが花粉を運んだ周辺の花々や作物の種類、ダニの発生やノゼマ病などの伝染病、殺虫剤の使用など、さまざまな要因がどの程度影響しているのか分かるようになっています。


ビー・インフォームド・パートナーシップのウェブサイトで公開されている、越冬についてのデータ

その他、ダニに関する情報なども含めて、様々なデータインターネットで公開しています。

緊急事態で専門家に頼れるサービス

ビー・インフォームド・パートナーシップでは、緊急時対応キットの販売と専門家による診断のサービスを行っています。これは、ミツバチの巣が弱っていて、早急な原因究明と処置が必要であると判断したときに、巣や花粉を特定のキットを使ってサンプリングして研究機関に送付すると、病原菌や有毒成分の分析を行ってくれるというものです。また、巣箱の重量を定期的に測定しながらダニなどの害虫の有無をモニタリングする制度を取り入れていて、これに協力してくれる養蜂家も募集しているようです。

常に更新されるミツバチデータ

多くの情報から得られた結果をもとに、ビー・インフォームド・パートナーシップはミツバチの脅威となる病気の対応マニュアル(※3)を出版し、APIMONDIA(国際養蜂者団体連合会)の本の部門で金賞を受賞しています。また、ウェブサイトでは、アメリカの各地で咲きはじめた季節の花々の最新レポートや、団体の活動の記録、イベント情報等がブログ形式で紹介されています。情報を提供し、役立つデータにして共有する、という明確な目標を持って動いているビー・インフォームド・パートナーシップ。ミツバチデータは常にアップデートされています。

ニホンミツバチのダニや病気の現状はあまりわかっていない

ビー・インフォームド・パートナーシップは素晴らしい取り組みを行っています。地図やグラフなどの見やすいサイトを構築して、最新の情報を発信しているところも注目すべき点です。全米、全世界の養蜂家が簡単に情報を得ることができます。

一方、ニホンミツバチはというと、ダニや病気の被害の現状は、それほどはっきりわかっていません。かつては、病気やダニに強いと言われていたニホンミツバチも、アカリンダニが全国的に大きな被害を出しています。また、サックブルード病も、被害が出ている地域があります。ニホンミツバチはプロの養蜂家として飼育している人はほとんどおらず、趣味で飼育している人ばかりです。このような趣味の養蜂家から情報を集めてデータを共有する仕組み、病気が発生した養蜂家へのサポートや追加調査を行えるような仕組みが求められています。

参考記事






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