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分蜂蜂球と熱殺蜂球の違いは何ですか?
更新日: 2020年05月04日

ミツバチが一箇所に集まった塊のことを蜂球(ほうきゅう)と言います。その名の通り、蜂が球のように集合します。

蜂球には、分蜂蜂球と、熱殺蜂球があります。

分蜂蜂球

分蜂蜂球とは分蜂の際にできるミツバチが一箇所に集まった塊のことです。一方、熱殺蜂球とはスズメバチなどの外敵に襲われた際に、ミツバチが集団で囲い込む防衛策のことです。

分蜂蜂球は分蜂の時期となる春から夏に見ることができます。

1つの群の中で新しい女王蜂が誕生すると、その母親となる女王蜂は新しい家を探して数千〜数万匹の働き蜂を連れて旅立ちます。このため分蜂蜂球は、女王蜂、雄蜂も含むとても大きな蜂球となります。

この蜂球は探索蜂が新しい家を探しに行っている間の一時待機なので、数時間〜1日ほどで飛び去っていきます。

ですので、このような蜂球を見かけても殺虫剤などで駆除したりせず、見守ってください。

分蜂について詳しくは次の動画をご覧ください。

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熱殺蜂球

熱殺蜂球は、ニホンミツバチ特有の防衛手段です。

大スズメバチなどの天敵に襲われた際に、球のように集団でスズメバチを取り囲み、中心部の温度を上げて中のスズメバチを蒸し殺すという方法です。

中心部の温度は50度近くになるといわれています。中には犠牲になってしまうミツバチもいますが、天敵から群を守るために必死になって戦うのです。

ちなみに、セイヨウミツバチはこのような集団での防衛策を持っていません。スズメバチに襲われた際に一匹で戦いを挑んでしまい、結果として全滅することもあります。

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