ニホンミツバチの重箱式巣箱(蜂箱、養蜂箱)の作り方

更新日:2020年02月13日

ニホンミツバチの養蜂に使う巣箱はいくつか種類があります。その中でももっともおすすめなのが重箱式巣箱です。研究機関にも納品実績のある重箱式巣箱の作り方を紹介します。まずは捕獲に使う小さな構成の「待ち箱」をたくさん作りましょう。

重箱式巣箱は週末養蜂にぴったり

ニホンミツバチの飼育に使う巣箱は、色々なタイプがありますが、初心者の方には重箱式巣箱をお勧めします。

趣味でニホンミツバチを飼育するほとんどの人が重箱式巣箱を使用しています。

重箱式巣箱での飼育方法を教えてくれる人や、インターネット上に参考となる情報も多いです。

重箱式巣箱の採用のメリット

  • 作るのが簡単
  • 飼育の管理が楽
  • 採蜜が行いやすい
  • 多くの人が使っているので情報が豊富

まずは重箱式巣箱で始めるのがおすすめです。重箱式巣箱の構造を動画で紹介しています。

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何よりも巣箱の出来が大事

オオスズメバチにやられた、暑さで巣落ちしてしまったと、トラブル続きの人も多いですが、その原因の巣箱ではないでしょうか?

重箱式巣箱の飼育は、基本的に放任養蜂です。飼育といっても、野生のミツバチが勝手に巣箱に住み着いている状況に近く、人間ができることは限られています。

ニホンミツバチに快適に暮らしてもらうためには、何よりも巣箱が重要です。例えば、巣箱の入り口を天敵のオオスズメバチが侵入できない構造にする必要があります。

このようなポイントを抑えることで、ニホンミツバチが快適に暮らせる巣箱となります。

反対に、ポイントを抑えられていない巣箱では様々な問題が起こります。重箱式巣箱での飼育の問題の多くは、飼育技術の問題ではないのです。

巣箱が悪いとどんなにベテランの飼育者でもうまく行きません。 この巣箱は、放置しておいてもうまく飼育できるようになっているので、初心者でも安心です。

この巣箱の5つの魅力

  • アカリンダニ対策が可能
  • オオスズメバチ対策もバッチリ
  • 底板にゴミがたまらない
  • 暑さに強い
  • 内部の点検も簡単

まずは、2段式の重箱式巣箱を作ろう

捕獲する段階では、箱も2段重ねたもので良いです。

2段だとニホンミツバチにとっては手狭だと思いますが、分蜂の捕獲には影響がありません。

秋までに巣も大きくなり、ハチミツが貯まると、4段以上積み重ねる必要がありますが、それはニホンミツバチが捕獲できてから準備しても大丈夫です。

このページを参考にして巣箱を作っていただければ良いのですが、すでに2月に入っており、すでに分蜂時期が近いので残された時間は短いです。

分蜂は九州では3月中旬頃、中国地方から関東にかけては3月末頃から始まります。

今から分蜂時期に向けて、のんびりと巣箱を作っていても間に合わないかもしれません。

待ち箱だけでなく、巣箱の作り方をより詳しく解説した教材と、ニホンミツバチの誘引に必要な待ち箱ルアーと蜜蝋がセットになった、待ち箱ルアーで始める!週末養蜂スタートキットが初心者の方にはおすすめです。

スタートキットを購入し、届いた巣箱と教材を参考に、巣箱を作ることをおすすめします。

週末養蜂スタートキット

「何を用意すればいいのかわからない」という声が、初心者の最も多い声です。そこで、週末養蜂に始めるにあたって、必要なものを全て揃えました。

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各地の分蜂時期について詳しくは、分蜂時期を逃さない をお読みください。

重箱の作り方

それではいよいよ作り方を紹介します。

巣箱の基本となる部分です。1つ1つの寸法は、外側290×290×150mm、内側220×220×150mmです。杉板の厚さは、35 mmです。

板が薄いと断熱性に問題がありますし、スムシというミツバチの巣をエサとする幼虫に巣箱に穴をあけたときに、板を貫通させられることもあります。

また、オオスズメバチは巣箱をかじって中に侵入しようとします。薄い板を使うと食い破られてしまうことがあります。

35mmの板厚なら安心ですし、断熱性も高いです。 この部分の作り方は、3つの動画を使って説明しています。次の動画をご覧になってください。

重箱式巣箱の寸法の紹介

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重箱の組立の様子-1

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重箱の組立の様子-2

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巣門枠の作り方

巣門枠は、巣箱の出入り口を作るための枠です。重箱を底板に直接乗せると、出入り口がなくなります。

そこで、巣門専用の部品である巣門枠を用意し、底板の上に巣門枠を置き、さらにその上に重箱を置きます。

巣門枠は、重箱と縦と横の寸法は同じで、外側290mm四方、内側が220mm四方です。 高さは重箱の3分の1の50mmです。高さはそれほど重要ではありません。30mmでもいいですし、70mmでも問題ありません。

枠の下側を削ることで巣門を作ります。巣門の高さは7mmです。これは、夏から秋にかけてニホンミツバチの巣箱を襲撃するオオスズメバチ対策です。

ニホンミツバチは自由に通ることができ、オオスズメバチは通ることのできない高さにします。

巣門の幅は、ある程度広いほうがよいです。目安として、100mm以上確保します。巣門が狭いと渋滞が起こります。また、気密性が高くなりすぎるので、暑さと湿気に弱くなります。

巣門の部分の作り方は、次の動画を参考にしてください。

重箱式巣箱の寸法の紹介 巣門の部分 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。チャンネル登録で応援お願いします。 こちら

底板

底板は、文字通り巣箱の底になる板です。重箱には底がないので、板が必要となります。耐久性はそれほど求められないので、合板でも問題ありません。

鉄製台のような専門の台を使わない限り、底板は巣箱より大きければ、どのような大きさでも問題ありません。

天井部分

最上段には、スノコの板と天井板を取り付けます。

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下の天井部分の構造図の、黄色の部分がスノコ板です。スノコの板を取り付けるのは、採蜜をしやすくするためです。

また、日本中で被害が出ているアカリンダニというダニへの対策で、メントールを巣箱に入れる際にはスノコと天井板の構造が必要となります。 スノコの板の作り方は、次の動画を参考にしてください。

重箱式巣箱の寸法の紹介 スノコの部分

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動画でも説明していますが、動画に出てきた寸法の意味を書いておきます。

板幅:30mm 板幅は材料などの関係から、25~40mm程度の板を使っています。だいたいの寸法でよいのですが細いと、枚数が多くなって組み立てが面倒になります。

板の間隔:6mm ミツバチが自由に天井裏に移動できることが条件です。6mmより少し狭くても通過できるのですが、組立の精度も考えてこのくらいにしています。少々広くても問題ありません。

縦向きの板の位置:適当 この板は板を固定しているだけですので、場所はおおまかで結構です。

板厚:5mm程度 天井裏が広くなりすぎると、そこに巣を作ってしまう可能性があります。また、天井板も高くなり、不格好になります。ニホンミツバチが自由に移動できる高さ以上にする必要はありません。 スノコ板に使用する木ネジはステンレス製を使ってください。板から飛び出ないように短めの木ネジを使います。天井板は、スノコの板と干渉しないようになっています。

天井板の作り方は、次の動画を参考にしてください。

重箱式巣箱の寸法の紹介 天井の部分 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。チャンネル登録で応援お願いします。 こちら

天井板に金網の取り付ける 多数の養蜂の動画をYouTubeで公開しています。チャンネル登録で応援お願いします。 こちら

巣箱はたくさん作りましょう

ここまでで捕獲用の巣箱は完成です。設置してニホンミツバチがやってくるのを祈りながら待ちましょう。

まず初心者の方が捕獲にチャレンジする場合、どれだけ巣箱をたくさん作れるか、いろいろな場所におけるかが重要です。

巣箱1つでは確率が低いため、最低でも5個は用意しましょう。

できるだけたくさんの巣箱を作って、いろいろな場所に設置してください。

※もちろん、設置場所は自分の土地が、許可を受けたところにしてください。道路脇などの公共の土地などに巣箱を設置するのは違法ですので絶対にやめて下さい。

まずは見本にスタートキットの購入がおすすめです

巣箱の作り方については、動画を使って詳しく説明していますが、作った巣箱を見せてもらうと全然ダメな場合があります。 巣箱の販売も行なっていますので、まず1つ購入してそれを真似て作るのが効率的です

待ち箱だけでなく、巣箱の作り方をより詳しく解説した教材と、ニホンミツバチの誘引に必要な待ち箱ルアーと蜜蝋がセットになった、待ち箱ルアーで始める!週末養蜂スタートキットが初心者の方にはおすすめです。

週末養蜂スタートキット

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捕獲には蜜蝋(みつろう)必須!

巣箱を置いておくだけでは、なかなかニホンミツバチは捕獲できません。 まず、巣箱にニホンミツバチの蜜蝋を塗ります。 蜜蝋はミツバチの巣の材料です。蜜蝋を塗ると、捕獲の確率が高くなると言われています。 ニホンミツバチの愛好家なら、必ず言って良いくらい、蜜蝋を塗っています。 必ずニホンミツバチの蜜蝋を塗るようにしてください。 ネットショップなどで売られている蜜蝋は、ほぼすべてセイヨウミツバチのものです。 ニホンミツバチの蜜蝋は入手が難しいため、私たちも販売させていただいております。

ニホンミツバチの蜜蝋

ニホンミツバチの蜜蝋です。ミツバチが集める花の種類などにより、蜜蝋の色の濃さが変わります。写真の色と、お届けする蜜蝋の色が若干異なることがございます。ご了承ください。

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待ち箱ルアーかキンリョウヘンも忘れずに

ニホンミツバチを誘引するため、待ち箱ルアーという製品の利用がおすすめです。 2014年に登場し、今では毎年何千人もの愛好家が利用している、大ヒット商品です。 もちろん、必ず捕獲できるわけではありませんが、使わない場合と比べると大きな違いがあります。待ち箱ルアーを毎年リピートされる方も多くおられます。 元々は、キンリョウヘンというニホンミツバチを誘引するランの花が広く使われてきました。 待ち箱ルアーはキンリョウヘンの誘引物質を化学的に合成した製品です。2014年に発売されました。 キンリョウヘンや待ち箱ルアーは実際にどのくらい使われているのでしょうか?

私たちは分蜂マップという分蜂の捕獲報告システムを運営し、日本全国から受け付けています。

分蜂マップの捕獲報告でニホンミツバチが自然に巣箱にやってきたもののうち、90% にキンリョウヘンまたは待ち箱ルアーが利用されています。

広く養蜂家に効果が認められています。使わない理由はありません。

  • 待ち箱ルアー利用 45%
  • キンリョウヘン利用 45%
  • どちらも利用しない 10%
待ち箱ルアー

キンリョウヘンの誘引成分を分析し、化学的に合成された誘引剤です。巣箱に取り付けて、ニホンミツバチの分蜂群れの誘引を行います。

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初心者は細かいことは気にしない

巣箱の材質、巣箱の内側を焼くかどうか、巣箱のアク抜きの有無など、日本ミツバチにはこうすれば捕獲できる可能性が上がると言われているものがたくさんあります。 これらは多少は影響があるとは思うのですが、科学的に、統計的に確かめられているわけではなく、どのくらい影響があるかはっきりしているものは少ないです。 統計的に影響をきちんと確かめるには、何百という群れや箱を用意して、他の影響が出ないように条件を整えて実験する必要がありますが、日本ミツバチの飼育では現実的ではありません。 巣箱のアク抜きの必要性や、巣箱の焼き入れについては、飼育者や地域で意見が全く反対であることも珍しくありません。 これは、そこまで影響がないということの表れでしょう。まず初心者の人は、細かいことについてはあまり気にしないことをお勧めします。シンプルに巣箱をたくさん置くことを目標にしてください。 ニホンミツバチはお墓の中や木の中などの様々な場所に巣を作りますが、その環境は様々です。中には、なぜそんなところに巣を作ってしまったんだと不思議に思う場所もあります。

巣箱は必ず分蜂前までに設置しょう!

意外と多い失敗が、巣箱をちゃんと作ったのに設置の時期が遅くなることです。 ニホンミツバチが分蜂する前に巣箱を設置しなければ、捕獲の可能性は大きく下がってしまいます。 分蜂に遅れれば、せっかく作った巣箱も無駄です。 巣箱の制作が間に合わない場合は、販売しています。 特に初心者の方におすすめなのは、捕獲に必要な待ち箱、蜜蝋、待ち箱ルアー、そして、私たちが製作している教材「これならできる!ニホンミツバチの週末養蜂」がセットになった、待ち箱ルアーで始める!スタートキットです。 届いたら巣箱を設置し、待ち箱ルアーを取り付けるだけで、捕獲にチャレンジできます。 あとは、教材でじっくりとニホンミツバチの捕獲のノウハウを学んでください。

教材でより詳しく巣箱の作り方を紹介中

私たちが作成している教材、「これならできる!ニホンミツバチの週末養蜂」では、より巣箱の作り方を紹介しています。 捕獲方法のコツなども紹介しているので、初心者におすすめです。

これならできる!ニホンミツバチの週末養蜂【DVD付】

初心者のためのニホンミツバチの教材です。大きな文字で読みやすい本と、動画を収録したDVDで楽々理解できます。これで週末養蜂を始めましょう!

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屋根や台など、捕獲してから必要な部分はこちら!

台や屋根などの、捕獲した後に必要になるものについては、次のページで紹介しています。

屋根や台の作り方

重箱式巣箱では何よりも巣箱が大事です。管理しやすく、外敵に強く、ニホンミツバチが快適に生活できる巣箱を作りましょう。屋根や台の作り方を紹介します。

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