Q丸太をくり抜いた、丸洞式巣箱はおすすめですか?更新日: 2023年12月12日
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丸太をくり抜いた、丸洞式巣箱はおすすめですか?更新日: 2023年12月12日
丸洞式巣箱はおすすめしていません。材料の入手と製作が難しく、管理も重箱式巣箱よりも難しいです。あまり実用的ではありません。
丸洞式巣箱とは
丸洞式巣箱は、丸太をくり抜いた巣箱です。丸胴式と書く場合あるようです。野生のニホンミツバチが巣を作る木の洞に似ているので、ニホンミツバチが好みやすいとも言われます。
自然豊かな風景とマッチしますし、ニホンミツバチのイメージにもぴったりです。最も古くから存在する巣箱だと考えられます。
丸洞式巣箱の作り方は、直径30cm - 40cmほどの丸太を用意して、それをチェーンソーなどでくり抜きます。
現在、利用している人はかなり少なくなっていますが、伝統的にニホンミツバチの養蜂が活発に行われている地域の中には丸洞式巣箱が主流の地域もあります。
ニホンミツバチ・養蜂文化ライブラリというウェブサイトに、和歌山県の南部の古座川のゴウラと呼ばれる丸洞式巣箱による飼育を取材した映像があります。30分の映像です。丸洞式巣箱の作り方も出てきます。
丸洞式はあまりおすすめしません
丸洞式巣箱は、重箱式巣箱と同じ飼育スタイルです。野生のニホンミツバチが内部の空間に巣を作っているだけの状態で、ほとんど管理はしません(できません)。
重箱式巣箱と比べた際の優位性は限られており、反対に重箱式巣箱と比べると以下のような短所があります。
- 巣箱の材料となる太い丸太の入手が簡単ではない
- 巣が大きくなった時の拡張が難しい
- 採蜜が大変で技術を要する
- 飼育方法の情報入手が難しい
丸洞式巣箱の飼育方法はミツバチQ&Aで
丸洞式巣箱の情報を得るのは難しいため、ミツバチQ&Aという、ミツバチ飼育者のための質問サイトをおすすめします。利用者の中には丸洞式巣箱の飼育経験がある方もおられます。