2020年07月16日
オオスズメバチの襲来に備えましょう
ニホンミツバチのまさに天敵と言えるのがオオスズメバチです。非常に大きく、羽音も低く、重い音がします。この音を聞くと背筋が凍ります。
キイロスズメバチとは怖さが全然違います。
キイロスズメバチが巣の周りを飛び回って一匹ずつ捕獲するのに対し、オオスズメバチは巣の中に侵入して群れを全滅させ、幼虫やハチミツを全て奪い取ります。
恐ろしいオオスズメバチですが、ニホンミツバチの場合はきちんと対策すれば被害のほとんどを防ぐことができます。
オオスズメバチ対策のポイントは、「オオスズメバチが巣箱の中に入れないようにすること」です。
巣門の高さを7mmにして、侵入を防ぎます。
ただし、これだけではダメです。
オオスズメバチは強力な顎で巣門を削って広げようとするためです。
巣門や、節穴、巣箱の隙間などがあると、何日も削り続けます。
板が反ってできた隙間や、節穴などが空いていないか、今のうちにチェックしておいてください。
また、夏に天井に換気口をつける場合、そこから侵入することがあります。金網を貼りましょう。
オオスズメバチがかじるのは巣門の上側なので、巣門の上側に金属板を貼り付けたり、巣門全体を金網で覆ってください。