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商業的な養蜂がほとんど行われていないニホンミツバチですが、最近ではニホンミツバチを使って地域を活性化しようとする動きも出てきています。九州の事例をいくつか紹介します。

九州は、ニホンミツバチの飼育が盛ん

九州は歴史的に見ても、ニホンミツバチの飼育が盛んです。ニホンミツバチの飼育は伝統的に受け継がれてきたこともあり、愛好家の数は全国の地域によって数が異なります。今であれば本やインターネットで飼育情報を得たり、必要な巣箱などを注文することができますが、それもここ20年くらいの話です。それまでは地域で脈々と受け継がれてきました。特に、宮崎の椎葉村や、長崎県の対馬は、全国的にニホンミツバチが盛んな地域として知られています。

宮崎県椎葉村 伝統地域のハチミツをブランド化

プロジェクトH(ハニー)推進協議会は、平成16年に結成されました。椎葉産ハチミツを広め、ミツバチの保護活動を活発にすることを目的にしています。村では昔から、個人個人が養蜂をしていました。そのため、協議会への参加者も多く活動が浸透したようです。蜜源を増やす植樹活動を行ったり、ハチミツのブランド化を進めています。

協議会の基準を満たしたものを地蜜ブランドとして協議会公認のラベルを貼り、「椎葉の秘蜜」として販売しています。協議会からは、蜂から得ることが出来る副産物についてのレクチャー、ニホンミツバチの知識、天候による蜂蜜の品質の変化などについてもわかりやすく発信されています。椎葉村の活動は、昔から行っていた養蜂活動をうまく集合させ、村の未来を作っていく活動へと繋がっているようです。

2014年の情報ですが、250gのビンを1085本出荷したという記載があります。これは250kgとなり、これまで幻と呼ばれるほど貴重だったニホンミツバチのハチミツとしては、かなり出荷量が多いです。ふるさと納税の品にも選ばれています。

参考記事: 椎葉村ホームページ

長崎県対馬市 「和蜂の島」

対馬は、古来からミツバチと暮らしてきた、文化としてニホンミツバチの養蜂が根付いている数少ない地域の1つです。丸太をくり抜いて作った伝統的な巣箱、「蜂洞(はちどう)」で飼育されています。セイヨウミツバチが持ち込まれていない、ニホンミツバチだけが生息する島と言われています。

歴史は古く、文献を見ると、少なくとも1500年前には養蜂されていた記録残っています、江戸時代には将軍様へ蜂蜜を献上していたようです。2007年に、養蜂活動維持のため、森林組合「対馬市ニホンミツバチ部会」が結成され、保全活動に力をいれています。

以前はほとんど島の外に出ることがなかったニホンミツバチのハチミツは、「対馬和蜂天然はちみつ 蜂洞」とブランド化され、、インターネット等を通じて販売されています。また、オーナー制度を企画するなど、街を挙げての取り組みが行われています。

参考記事: 自然と文化 第67号(ニホンミツバチの文化誌)「対馬和蜂蜂蜜の蜂洞オーナー募集」について | (一社)対馬観光物産協会ブログ

長崎県壱岐市 カリスマが残した、ニホンミツバチが復活した島での取り組み

長崎県のニホンミツバチといえば、長崎県の離島でのニホンミツバチを復活させる活動を行われていた故・久志富士男氏が有名です。農薬へのミツバチの影響や、雑木林の伐採によって蜜源がなくなり、それが大きな環境破壊につながっていることは、多くの人に知られるようになりました。

久志の活動は、壱岐日本ミツバチ産業組合の結成や、統一ブランド「壱岐の和蜂」として、ニホンミツバチのはちみつのブランド化という形でも、その功績が残っています。このように、久志のようなカリスマ養蜂家がいる地域では、ニホンミツバチについての動きが活発になる例がいくつかあります。

参考記事: 長崎県農商工連携ファンド事業 支援事例紹介

大分県豊後大野市 故郷を思う気持ちが町おこしへ


朝地町の鳥屋地区では、ニホンミツバチと共に、自然環境を整え、蜂蜜・蜂蜜を加工した特産品によって自然との共生をテーマに村おこしに取り組んでいます。この地域は過疎化が進んでおり、町おこし実現への気持が高まっていました。里帰りするたび、寂れていく状態の故郷をなんとかしたいと思って、一人の男性が村おこしとして目をつけたのが、ニホンミツバチでした。テレビ朝日の人生の楽園でも取り上げられました。

協力してくれる方も続々と増えて、鳥屋地区活性活動の有志メンバーがフェイスブックでも活躍の模様を配信しています。人々の力で山の整備もされ、分蜂が見込めるようです。一人から始まった活動と、鳥屋のミツバチの活躍はこれからが本番です。

参考記事: 大分・豊後大野市 ~ 希少ハチミツで故郷おこし ~ミツバチが育む山郷

ますます広がっていくニホンミツバチを活用した地域活性化

対馬や椎葉村など、何百年以上も前から、飼育方法が伝承されて、地域住民が当たり前のようにニホンミツバチを飼育していた地域で、組合が結成され、特産品として販売されているのは大変興味深い例です。長崎県壱岐市、豊後大野市のように、伝統的な飼育地域ではないものの、趣味を超えて積極的に活動を行うリーダーを中心として、ニホンミツバチを活かした地域おこしの例もあります。今後このような活動は、ますます広がっていくでしょう。






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