Q
脱サラしてニホンミツバチの養蜂したいのですが、生計は立てられますか?
更新日: 2020年06月21日

脱サラしてニホンミツバチの養蜂だけで生計を立てるのは難しいです。

ただ、時間がかかりますが、運がよければ副業で100万円程度の収益を得ている方もいます。

ニホンミツバチで収益をあげる観点でいくつかポイントを紹介したいと思います。

費用がかからない

ニホンミツバチの養蜂のメリットとしては、まず、費用がかからないということがあります。

巣箱は手作りしますし、家庭にあるような器具でハチミツをとります。群れを捕獲するため、群れを購入する費用がかからないのです。巣箱をたくさん作っても数万円もあれば十分です。

セイヨウミツバチでは群れを購入しますが、群れや道具などを一式揃えると20万円くらいかかります。

また、飼育を始めたあとに、餌代や薬代などはほぼ必要ありませんし、世話もほとんどしなくても飼育することができます。

思うようにすぐ稼ぐというのは難しいですが、損が出にくいことは確かです。

運がよければ、何年かかけて100万円程度の収益は可能

ニホンミツバチの群れの捕獲は、運に左右されます。

また、その後の飼育も、基本的にはニホンミツバチ任せの部分も多いです。

運に大きく左右されますし群れを増やすために時間はかかりますが、自然が豊かな地域であれば、100万程度の収益を得ることは現実的です。

15群れ程度を飼育して、ハチミツを100kgほど採取して、1kgあたり1万5千円程度販売すれば、100万円ほどの収益になります。

ニホンミツバチの場合は、月に1回見回れば十分なので、15群れ程度であれば副業でも十分に可能です。

また、ニホンミツバチのハチミツの価値を知っている人や、地元で採れたハチミツを食べたいという人は多くはないですが、一定数は存在しています。

100kg程度であれば、知人を通したり、地元の店で販売してもらったり、直売所におけば、販売できる量です。

ハチミツを瓶詰めするだけであれば、専用の建物を用意することなく、自宅での作業が保健所に認められる場合がほとんどですので、販売に当たっての費用は瓶代やシール代だけです。

あまり期待せず楽しみながら飼育をして、群れが増えてこれば少し販売もしてみるという形が良いでしょう。

拡大しにくいので生計はきびしい

自然が豊かな地域であれば、副業という点で考えても、ニホンミツバチの飼育は悪くはないと思います。

ただ、拡大するのが難しいので、生計を立てるのは難しいでしょう。

まず、ニホンミツバチは群れを捕まえるのが時間がかかります。

そして、飼育場所の確保が大変です。ニホンミツバチは、通常は1箇所に数群れしか飼育できません。

近くに設置すると蜜源を奪い合うので、離れた場所に分散して多数の飼育場所が必要となります。飼育群れが増えるにつれて場所の確保が難しくなり、また自宅から遠い場所に飼育する必要が出てきて効率が悪くなります。

ニホンミツバチの養蜂では、10群れ飼育しているのが100群れになっても効率は上がらず、逆に養蜂の用地確保などを考えると効率が下がります。

また、少量なら知り合い経由などでもある程度は販売できますが、多量のハチミツを販売するには、営業などが必要になります。

病気や害虫のリスクも

2010年からアカリンダニというダニの被害が大きく、私たちも群れの数が10分の1に減ったことがありました。

このように、病気や害虫、自然災害のリスクは常にあります。

ニホンミツバチ一本で生計を立てるのには大きなリスクがあります。

これまで説明したようにニホンミツバチの場合は、自宅や親戚などの土地の一部を利用して、低コストで始めて副業として行う方が適していると考えています。

ニホンミツバチを飼育している方のほとんどはシニアの男性ですが、ハチミツを販売してお金を儲けようというような考えの人は少なく、ニホンミツバチをペットのように可愛がり、採れたハチミツも家族や親戚、知り合いに分けている方が多いです。

ニホンミツバチの愛好家が集まるイベントでも、儲け話はほとんどなく、ニホンミツバチを飼育するための工夫や、どんな風にかわいがっているかで盛り上がっています。

事業というポイントでニホンミツバチが注目されることは、ニホンミツバチがより広がっていくためにはある程度必要だと思いますが、ニホンミツバチを大事にペットのように飼育している人がほとんどだということも、ニホンミツバチの魅力だと思います。

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