Qニホンミツバチは山の中で飼育するのが一般的ですか?
山の中での飼育はあまり一般的ではありません。田舎の家の周囲や畑などで行えることが多いです。 巣箱などの運搬が難しいことに加えて、熊が生息する地域では、山の中では飼育が困難です。
ニホンミツバチは在来種なので、山に住んでいるイメージを持つ方も多いでしょう。
次の動画のように、木の空洞に巣を作ることが多いです。巣の中の様子もエンドスコープで撮影しました。ぜひご覧ください。
平野部でもニホンミツバチは生息
テレビや雑誌などで紹介されるニホンミツバチの養蜂は、秘境と言ってもいいような、かなりの山奥で飼育されていることが多いです。
例えば、宮崎県の椎葉村や、和歌山県の古座川、長野県の伊那谷では、伝統的なニホンミツバチの飼育が盛んで、よく紹介されています。
このため、「山の中でないと飼育できない」と考えている方もいるでしょう。しかし、野生のニホンミツバチは公園や庭の木、民家の壁の中やお墓など、平野部でも巣を作って暮らしています。
実は東京や大阪といった大都市の中心部にもニホンミツバチは生息しています。新宿では、テレビ番組「鉄腕DASH」でニホンミツバチの飼育の様子が紹介されました。
山での飼育をおすすめしない理由
飼育場所としては、山の方がむしろ適していない条件が多いので、家の周辺の庭や畑で飼育することをおすすめします。理由は次の 3 つです。
蜜を集める植物が少ない
一見自然豊かに見える山でも、日本の大部分の山には植林が行われており、人が住む平野部周辺では杉やヒノキなどの蜜を出さない木がほとんどです。
熊に襲われることが多い
熊はハチミツの匂いに誘われてやってくるので、熊の目撃情報がある地域では被害が出やすいです。山の中に置いておけば、まず間違いなくやられるでしょう。
九州など熊が生息していない地域は別として、熊の生息地域では熊はオオスズメバチと並ぶ、ニホンミツバチの天敵です。
熊対策
熊(クマ)は養蜂家の大敵。巣箱を破壊しハチミツと蜂の子を奪います。電気柵による対策や、被害が出やすい時期と場所について解説。

作業が困難
斜面が多い山の中にまで巣箱を運ぶのは大変ですし、採蜜(さいみつ)などの作業も大変です。
自宅の庭や畑で飼育がおすすめ
このように、山の中で飼育することはメリットがないので、山が周囲にある自然が豊かな地域の方も、自宅の庭や畑などで飼育してください。
実際に、週末養蜂が活動している京都府北部は山が多く自然豊かな地域ですが、山の中に巣箱を置いている例はほとんどありません。




