Qニホンミツバチの群れが販売されていました。購入の注意点を教えてください
群の売買は推奨していません。購入した群れがすぐに逃げてしまうことがあります。 販売者は、業者ではなく個人である場合がほとんどでトラブルが起こりやすいです。長距離移動を行うと生態系に悪影響があります。
ニホンミツバチの養蜂を始めるには、まず群れを手に入れる必要があります。通常は春に分蜂(ぶんぽう)した群れを捕獲しますが、捕獲には1〜2年かかることもあるため、「お金を払ってでもすぐに始めたい」と考える方がいるのは自然なことです。
しかし、ニホンミツバチの群れの販売・購入にはトラブルがつきものです。私たちは購入をおすすめしていません。以下の注意事項をよく読んでから判断してください。
このサイトでは、ニホンミツバチの飼育の始め方を解説しています。群れを購入するのではなく、まずは捕獲にチャレンジしてください。
飼育を始めたい方へ
ニホンミツバチの飼育を始めたい方のために、どのように、いつ準備すれば良いのかや、必要な準備物などを紹介します。週末養蜂家になりたい方はまずはこの記事を読んでください。

購入後すぐに逃げることがある
ニホンミツバチは環境が悪くなると、巣を捨てて引っ越してしまう特性があります。これは逃去(とうきょ)と呼ばれています。
群れはネット上で販売されていることがほとんどで、購入には巣箱の移動がつきものです。群れを長時間かけて移動させ、しかも大きく環境が変わると、ニホンミツバチがストレスを感じて逃げてしまう可能性があります。
つまり、何万円も払って購入しても、すぐに逃げてしまうこともあります。販売者の発送方法・梱包方法が原因となることもあります。購入前によく確認しましょう。
長距離移動は生態系に悪影響
ニホンミツバチは鹿児島から青森まで、気候が大きく異なる広い範囲に分布しており、その地域の気候や環境に適応して進化しています。人間が長距離を移動させると、生態系に悪影響を与える恐れがあります。
また、ニホンミツバチにも病害虫の被害が発生しており、輸送により拡散する恐れがあります。病気やダニなどの害虫がその地域に持ち込まれることで、地域のニホンミツバチに壊滅的な打撃を与えてしまう可能性があります。
販売者は個人がほとんど
ニホンミツバチの群れを販売しているのは、多くの場合はニホンミツバチの個人の愛好家です。群れが余ったり、たくさん捕れたから販売する人が多いと考えられます。
このため、お店・養蜂場から購入するのではなく、個人間での取引と考えてください。販売時に説明が不十分であったり、輸送中や到着直後のトラブルが起こった場合の対応がきちんと決まっていなかったりする場合が多いようです。
捕獲のための支援について
繰り返しますが、私たちは群れの購入は同じ地域の信頼できる方から購入する場合を除き、推奨していません。特に、インターネットを利用して顔も知らない遠くの相手から群れを購入するのはリスクが大きすぎます。
購入を検討されている方も、上記の注意事項をよく理解して、もう一度考えるようにしてください。
ニホンミツバチの群れの販売は行っていませんが、週末養蜂家ショップで巣箱や、待ち箱ルアー、蜜蝋などの、ニホンミツバチの捕獲に必要なものを販売しています。
特に、これから始めたい人には、巣箱や教材、ニホンミツバチの誘引剤がセットになった週末養蜂スタートキットがおすすめです。自分で捕獲できるようになれば、低コストで群れも入手できるようになります。





