ニホンミツバチのはちみつの価格の相場は?

更新日:2022年12月15日

国産はちみつは、値段が高いというイメージがあります。ニホンミツバチのはちみつは特に高級です。一般的なセイヨウミツバチのはちみつ(国産)のおおよそ3倍程度、1gあたりが10円から30円程度で販売されています。

ニホンミツバチの蜂蜜は小瓶で1万円を超えることも

ニホンミツバチのハチミツは値段はまちまちですが、だいたい1gあたり10円から30円程度が相場と言って良いでしょう。

高いものだと、1gあたり100円、つまり100gの小瓶で1万円を超えることもあります。最近見たものでは、羽田空港で 120gが10,800円 で販売されているそうです。100円は超えていませんがそれに近い価格です。

生産地にユニークな特徴があったり、ブランド化されているもの、高級店で販売される場合は値段も高くなります。

反対に、安く売られているのは直売所や個人のネット販売で 1gあたり10円前後 が多いです。趣味で飼育してうまくいくと数十キロくらい採れることも多いので、余った分を個人的に格安で販売するというケースですね。

これらの極端な例を除けば、だいたい1g10円から30円程度が多いです。最近ではネットで調べるとたくさん見つかるようになってきました。ぜひご自身で比較してみてください。

ニホンミツバチのハチミツが高い理由は希少性

ニホンミツバチのハチミツの価格が高い理由の1つは希少性です。

もちろん、ほどよい甘さに濃厚なコクと、爽やかな酸味は素晴らしいのですが、それだけでは時に1gあたり100円を超えるような値段にはなりません。

国内の養蜂でも、商業的な養蜂で用いられるのは、外国から導入されたセイヨウミツバチです。

セイヨウミツバチは1群から年間50kg程度はハチミツが採れるのに対して、ニホンミツバチは1群から5kg〜10kgが多いです。生産量が少ないため希少価値が高いのです。

また、生産者のほとんどが趣味や副業で飼育しており、大部分の飼育者は年間の採取量が数十キロ未満です。自家消費や友人に配ったり、ニホンミツバチのハチミツに魅了された固定客に販売するだけでなくなってしまいます。

このため、流通量が極めて少なく、ハチミツ専門店でもあまり扱っていません。

そもそも国産ハチミツの自給率はわずか7%前後とかなり低いのですが、このほとんどがセイヨウミツバチです。ニホンミツバチのハチミツは、統計もないほど少ないのです。

安く売りすぎないことをおすすめします

最初に書いたように、直売所や個人のネット販売が最も安く売られています。その中には、あまりにも安い値段で売られているものもあります。

ニホンミツバチのハチミツの味わいの他にも、薬品を使用せずに飼育できることや、在来種としての魅力もありますので、あまりに安い値段設定はせず、魅力を訴求してみてください。

最近、ニホンミツバチの認知が高まっており、ニホンミツバチのハチミツを探し求める方もいますが、そのような例はごく一部です。ほとんどの方は、ニホンミツバチのハチミツの希少性や味わいを知りません。

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