ミツバチがかわいい?一般的には怖い存在と思われているミツバチ。しかし、ニホンミツバチの飼育者はペットのようにかわいがっています。ミツバチのことを思うあまり、ハチミツを採ることをやめる人もいます。
ニホンミツバチはかわいいペットのような存在
なぜ日本ミツバチを飼育するのか?それはもちろん、ハチミツを採るためで、それ以上でも以下でもないと思っている人も多いでしょう。
しかし、多くの養蜂家は、日本ミツバチをとても可愛がって飼育しています。実際に、養蜂をされている方に、日本ミツバチはどのような存在ですかと尋ねると、「家族」「ペット」「かわいい」という答えが返ってきます。
たまに刺されてしまうこともありますが、刺すから怖いと恐怖心を持っていてなるべく巣箱に近づかないでおこうという人は少ないです。
多くの養蜂家が、巣箱の前に頻繁に行って、特に何もせずに活動を見守っています。
日本ミツバチの巣箱を見つめるのがそんなに楽しいかと不思議に思うかもしれません。楽しむことが目的というよりも、元気や癒しを得ることができます。
ある日本ミツバチの愛好者の方の声を紹介します。
自宅の庭に4群置いており毎日が日本ミツバチを中心に回っています。毎日眺めながら日本ミツバチから最大の癒しと元気を頂いております。
多くの人が、蜂を怖い存在だと思っているので、頑張っている日本ミツバチを眺めると癒されるという感覚が一番ピンとこない点だと思います。愛好家はまさにペットのように日本ミツバチを可愛がっているのです。
思わず応援したくなるミツバチの行動
ミツバチには、思わず「かわいい」「頑張れ」と言いたくなる仕草がたくさんあります。
もふもふの毛並み
ミツバチの体はふわふわの毛で覆われています。花粉を集めるための毛ですが、一生懸命働きながらもふもふの姿で飛び回る様子は、見ているだけで癒されます。
花粉団子を抱えて飛ぶ姿
ミツバチは花粉を後脚に丸めて持ち帰ります。黄色やオレンジの花粉団子を両足につけて、重そうに飛んでいる姿は愛らしいものです。
天気が悪くてもけなげに働く姿
少し曇っていたり、風が強い日でも、ミツバチたちは毎日せっせと花を回って働いています。小さな体で一生懸命飛び回る姿を見ていると、「頑張れ」と応援したくなる人も多いようです。
おとなしくて刺さない?ニホンミツバチが怖くない理由
「蜂は怖い」というイメージを持つ人は多いですが、ニホンミツバチは非常におとなしい性格です。巣を直接刺激しない限り、刺されることはほとんどありません。
飼育者の多くは防護服なしで毎日観察を楽しんでいます。ミツバチは一度刺すと自分も死んでしまうため、命がけで巣を守るとき以外は攻撃しないのです。このおとなしさが「かわいい」と感じさせる大きな理由のひとつです。
ニホンミツバチは刺すか
ニホンミツバチは刺すのか。結論から言うと刺しますが、とても大人しく観察程度なら滅多に刺しません。一度刺すと死ぬ理由や、刺されにくい接し方を解説します。

頑張っているのにかわいそうだから、ハチミツはとらない
中には、かわいそうだからハチミツは採らないという人もいます。
毎日、頑張って日本ミツバチが働いている様子や、外敵から巣を懸命に守っている姿を見ると、ハチミツを採るのがかわいそうになってしまうのです。
「え、養蜂ってハチミツを取るためにするんじゃないの?」と驚く人もいるでしょう。確かに、聞いただけなら本末転倒な気もします。
この話は、養蜂を通してハチミツ以外にいかに色々なものを得ることができるかを物語っています。
このような愛情が生まれるのには、日本ミツバチが大人しくほとんど刺すことがないという点が挙げられます。日本ミツバチは、観察するだけなら刺されることはほとんどありません。
よく思われているような、人を見るとすぐに襲ってくる蜂と、それから必死で身を守るという養蜂家というイメージではないのです。
巣を守るために戦う姿に感動
ニホンミツバチには、天敵のオオスズメバチから巣を守る驚きの行動があります。オオスズメバチが近づくと、数百匹の働き蜂が一斉に群がり、蜂球(ほうきゅう)を作ります。
蜂球の中で羽の筋肉を震わせ、約 46 度まで温度を上げることでオオスズメバチを蒸し殺します。これを「熱殺蜂球」と呼びます。
小さな体で必死に巣と仲間を守るこの姿を見ると、「なんて健気なんだ」と心を打たれます。
ずっと見ていられる!ミツバチ観察の魅力
ミツバチを飼っている人がよく言うのは、「ずっと眺めていても飽きない」ということです。
朝から元気に飛び立つ姿、足に黄色い花粉団子をつけて帰ってくる姿、巣の入り口で門番をしている働き蜂など、見どころは尽きません。春になると、若いミツバチが巣箱の周りで飛行訓練をする「時騒ぎ」も見られます。
何もせず、ただ巣箱の前に座ってミツバチを眺める。これが養蜂の醍醐味だという人も多いのです。
ニホンミツバチがいなくなったら寂しい
日本ミツバチの群れの調子が悪くなって、どこかに引っ越してしまったり、群れが消滅してしまうことがあります。
数群れ程度を自宅前で飼育する場合は、1 群れもいなくなることはそう珍しくありません。
いなくなってしまった時に「今年はハチミツはお預けか」というのもありますが、「いなくなって寂しいな」という感情が強いです。
次の春に、日本ミツバチを捕まえるまで、日本ミツバチがいない状態が続きます。一度いなくなってしまったら、日本ミツバチをどうしてもまた捕獲したいと思って頑張る人が多いです。
日本ミツバチの飼育を途中で辞める人は少ないという印象があります。ペットのような感情を持っていることも理由の一つでしょう。
養蜂の楽しさや、採れるハチミツはもちろん、やめてしまうとかわいいニホンミツバチに会えないので、寂しくなってしまうのです。
ニホンミツバチを飼育してみよう
最近では、日本ミツバチを飼育する人が増えています。それは、日本ミツバチからおいしいハチミツが取れるだけでなく、このページで紹介しているようにペットのように可愛いからです。
日本ミツバチを飼育する人は、年配の男性が多い傾向があります。普段、あまりハチミツは食べない層ですし、ハチミツだけが目的なら、買ってこれば済む話です。
それでも熱中する人が多いのは、日本ミツバチの飼育自体が楽しいのです。日本ミツバチを飼育することで、ハチミツ以外にも多くのことが得られ、人生がより豊かになります。
このホームページでは、日本ミツバチの飼育方法をこれから始める方向けに優しく解説しています。ぜひ、次のページをお読みください。
飼育を始めたい方へ
ニホンミツバチの飼育を始めたい方のために、どのように、いつ準備すれば良いのかや、必要な準備物などを紹介します。週末養蜂家になりたい方はまずはこの記事を読んでください。
















