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東京や大阪などの都市部でもニホンミツバチは養蜂できますか?
更新日: 2023年12月10日

養蜂家

東京や大阪の都市部にもニホンミツバチは生息しています。 専門家による安全の確保が行われれば飼育は可能ですが、初心者が集合住宅のベランダや住宅密集地域で行う養蜂は近所迷惑となるので、絶対にやめましょう。

  • 目次
  • ニホンミツバチは都市部にも生息

    ニホンミツバチは都市部でも生息しています。東京の新宿御苑や皇居周辺で野生のニホンミツバチの巣や分蜂が見つかることあります。

    また、日本一緑が少ない街と言われる大阪にもニホンミツバチは生息しており、大阪城にニホンミツバチの自然巣が見つかったこともありました。

    鉄腕ダッシュのコーナー、「新宿ダッシュ」でも、ニホンミツバチを呼び寄せようという企画があり、 5年の歳月をかかりましたが、2022年についに日本ミツバチがビルの屋上の巣箱に入居しました。また公園の樹木に住んでいる日本ミツバチが度々発見されているようです。

    都市部でのトラブルは大きな騒ぎに

    野生に生息しているからといって、飼育できるかというとそうではありません。集合住宅のベランダや住宅密集地域での養蜂は近所迷惑となるので、絶対にやめましょう。

    近所から最も多い苦情は、刺されそうで「怖い」というものです。ミツバチであってもアレルギーを持つ方は、刺された場合に死に至ることもあります。

    また、ミツバチの糞が洗濯物や車、家の壁を汚す被害が出ることが多くあります。

    他にも春になると何千〜何万匹もの分蜂群が飛び回るため、通行人などに恐怖感を与えてしまい、騒動になります。

    2019年には、恵比寿で逃げ出したセイヨウミツバチが夜のニュースで取り上げられるほどの話題になりました。 ( 参考: 恵比寿でミツバチ大量発生、家畜の可能性が濃厚 )

    東京ではミツバチのトラブルが警察が出動したりニュースに取り上げられるような大事件になることもあります。

    次のページにご近所トラブルについて紹介しています。

    近所トラブル対策

    住宅地での養蜂はトラブルにつながります。苦情だけではありません。ニホンミツバチで起こりやすい近所トラブルと防止方法を紹介します。

    専門家の指導が必要で、初心者が行うものではない

    東京ではニホンミツバチ、セイヨウミツバチの養蜂の事例は多くあります。銀座のようなミツバチプロジェクトも各地にありますし、安倍昭恵さんが首相官邸でニホンミツバチの飼育を行ったこともニュースになりました。( 参考:昭恵夫人が公邸中庭にミツバチの巣箱設置 秋には蜂蜜収穫|産経新聞)

    このようなプロジェクトでは、専門家の指導のもと安全に注意を払っています。初心者が行うことはおすすめできません。

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