ミツバチに刺されたらどうなるんだろう?養蜂を始めたいけど、ちょっと怖い...
ニホンミツバチでも、最悪の場合、刺されて命を落とす可能性はあります。また、蜂毒アレルギーになると、ドクターストップがかかって養蜂が続けられなくなることもあります。しっかりと準備して安全に養蜂を楽しみましょう。
命を落とす可能性がある
脅かすわけではありませんが、ニホンミツバチに刺されて命を落とす可能性はあります。刺された場合の症状は個人差が大きく、蚊に刺された程度しか腫れない人もいますし、病院に行かなければならないほど症状が重くなる方もいます。

ニホンミツバチの針はとても小さく、刺された時の痛みは採血の注射程度ですが、アレルギー反応には注意する必要があります。
アナフィラキシーショックの症状
アナフィラキシーショックが起きた場合、刺されてから数分〜15 分程度で急速に症状が進行します。早期発見が命を守る鍵です。
主な症状
- 全身のじんましん、赤み、かゆみ
- 顔や唇、まぶたの腫れ
- 息苦しさ、ゼーゼーする呼吸、喉の締め付け感
- 動悸、めまい、意識がもうろうとする
- 吐き気、腹痛
このような症状が出たら、迷わず救急病院を受診してください。養蜂では車で移動することも多いですが、症状が出たら絶対に自分で運転してはいけません。同乗者に運転を頼むか、救急車を呼びましょう。
アナフィラキシーショックは稀ですが、起こると命に関わる重大な事態です。蜂に刺されるとこのようなリスクがあると知っておきましょう。
最初は刺されても腫れる程度だった人でも、何度か刺されるうちに症状が悪化するケースもあります。
蜂毒アレルギー検査とエピペンについて
蜂毒アレルギーは、血液検査で調べることができます。
アレルギー陽性の場合や、過去にアナフィラキシーを経験した方には、「エピペン」というアドレナリン自己注射薬を処方してもらえます。
エピペンはペン型の注射器で、太ももに押し当てるだけでアドレナリンを注射できます。アナフィラキシーショックの症状を一時的に緩和し、病院に行くまでの時間を稼ぐためのものです。
過去にアレルギー反応を経験しており、養蜂を続ける予定の方は、かかりつけ医に相談してみてください。
防護服を着て作業・観察しましょう
安くても良いのでネット通販等で養蜂専用ネットを購入しましょう
ホームセンターの虫除け用として販売されている防虫ネットを使う人もいますが、お勧めできません。蚊などを前提に作られているので、網と顔の間が少なく、網が肌に触れるものも多いです。網の上からでも刺されやすいのであまりお勧めできません。
刺されても腫れなどの症状が少なく、運悪くたまに刺されてしまうのは仕方ないという方は、ネット通販のアマゾンで販売されている千円くらいの養蜂用の防護ネットでも十分です。
養蜂用のものはネットが顔に張り付きにくい構造で、作業がしやすく、ネットの上から刺される心配はほぼなくなります。
手は刺されやすいので、ゴム手袋をしましょう。ニホンミツバチが服の中に入ってくると危険ですので、裾を止めてシャツをズボンに入れるなどの対策をしっかりとしてください。
このような安価な対策でほとんど刺されることはなくなりますが、絶対に刺されたくない人は、高価なしっかりした防護服を購入してください。

ミツバチを殺さないように注意
ニホンミツバチは、巣を守ろうとして攻撃してきます。このため、巣箱を動かしたり、振動を与えたりする作業が伴うときに注意が必要になります。
巣箱に振動が加わると、攻撃して来やすいです。また、巣箱の下敷きにしてしまったりして、ニホンミツバチを殺してしまったときは注意が必要です。
仲間が殺されると、ニホンミツバチは攻撃的になります。なるべく殺さないように作業することで、攻撃性を抑えることができます。
ただ、これも刺される回数を減らすための対策で、絶対に刺されないという訳ではありません。
攻撃的になりやすい時期・状況
普段は穏やかなニホンミツバチも、いくつかの条件下では攻撃的になることがあります。
- 寒い冬の時期: 神経質になりがち
- 群れの調子が悪いとき: 群れが弱っていると刺されやすくなる
- 化粧品や香水の匂い: 一部の成分がミツバチを刺激することがある
これらの時期や状況では、より慎重に作業し、防護服の着用を徹底してください。
観察中も十分に注意を
寒い時期や、ミツバチの群れの状態が悪い場合を除くと、数メートル以上離れて観察するだけならば、ほとんどの場合は大丈夫です。
ニホンミツバチが怒った時でも、多くの場合、ニホンミツバチは刺す前にまず体当たりをしてきたり、まとわりついてきます。手で払ったりせずに、ゆっくりと巣箱から遠ざかってください。
服装は、白っぽいものを着用しましょう。黒や紺はニホンミツバチが警戒しやすいです。ズボンや上着のすそを絞ってください。誤って服の中に入ってしまった場合は、人間もニホンミツバチもパニックになって刺されてしまうことが多いです。
家族やご近所への情報共有も大切
自分だけでなく、家族や近隣の方にもミツバチに刺されたときの対処法を伝えておくと安心です。
養蜂を始める際は、巣箱の周辺に住んでいる方に挨拶しておくことをおすすめします。「ニホンミツバチは大人しい性格なので刺される心配は少ない」「万が一刺されたらこう対処してください」と簡単に説明しておくだけで、トラブルを未然に防げます。
近所トラブル対策
住宅地での養蜂はトラブルにつながります。苦情だけではありません。ニホンミツバチで起こりやすい近所トラブルと防止方法を紹介します。

刺されても平気な人も、なるべく避ける
ニホンミツバチに刺されても、ほとんど腫れない人もいます。防護服を着るのが面倒だからと、少々の作業は普段着のまま行う人もいます。
しかし、何度も刺されるうちにアレルギーが出るようになり、ドクターストップで養蜂を断念するケースもあります。
長い間ニホンミツバチの飼育を楽しむためにも、決して油断しないでください。













