ニホンミツバチの暑さ、巣落ち対策

更新日:2020年01月12日

夏に巣落ちしてしまったという声が多くあります。巣落ちを防ぐためのコツを紹介します。うまく対策すれば巣落ちはまず起こりません。

夏は暑さと巣落ちに注意

多くの地域では、暑さ対策がとても重要です。もともと、森の中の木などに巣を作る場合が多いです。

森や木があるところは涼しいですし、木の中は涼しい環境です。人間が作った巣箱はそれよりも暑い環境に置かれることになります。

暑くなるとニホンミツバチが、外に涼みに出てくることもあります。

より深刻なのは、巣落ちです。暑さで巣が柔らかくなり、重さに耐えられなくなった巣が丸ごと落下してしまうのです。

重箱式巣箱では、採蜜した後が特に巣落ちしやすいので注意が必要です。

私たちが使っている巣箱は、巣落ちしにくいように構造を工夫しているのと、採蜜のタイミングも見極めていますが、これまで数回巣落ちしたことがあります。それは次のような場合です。

コンクリートの壁の照り返しで予想以上に高温になった 遠くに置いてあった巣箱なので、採蜜をまとめて2段行なった際に、予想よりも巣が成長していないかった とは言っても、1000回以上採蜜している中での数回なので、巣落ちは正しく管理すればまず起こらないと考えてください。

巣落ちの防止方法

先ほど書いたように、私たちはほとんど巣落ちしたことがありません。

涼しい地域であるかと言うとそうでもなく、夏は気温が38℃になることもあります。

巣落ちのほとんどは防ぐことができるはずです。

直射日光を避けましょう

直射日光が巣箱に当たると、巣箱の外壁が高温になります。 この熱が壁を通して中に伝わると、巣が壁に接している部分が高温になり巣落ちに繋がると考えられます。 簾などを使い、直射日光をなるべく避けましょう。

大きすぎる巣箱は使わないようにしましょう

重箱式巣箱の縦と横の寸法は、22cm四方を使っています。 大きくなればなるほど、構造的に巣を支えにくくなり、巣落ちの危険が増します。

板厚のある巣箱を使おう

直射日光等があたり、巣箱の外壁が高温になると、壁を通して熱が内部に伝わります。伝わる熱の量は、板厚に反比例します。

私たちの巣箱は35mmの板厚で、かなり厚めです。もしこれが17mmなら、2倍の熱が伝わることになります。

巣落ち防止棒を使う

重箱式巣箱に巣落ち防止棒を取り付けるのが一般的です。

ただ、ほとんど全員が巣落ち防止棒をつけていますが、それでも巣落ちしてしまったと言う報告を目にします。

私たちは細い針金の巣落ち防止棒ですが、それよりも太い木の棒の巣落ち防止棒でも巣落ちが発生しているのを見ると万能ではないようです。

夏の暑い時期に採蜜をしない

重箱式巣箱では、採蜜すると巣箱の天井部分から巣が切り離されてしまい、壁だけで巣を支えることになります。

暑い時期は巣が柔らかく、巣落ちしやすいので、なるべく採蜜を避けましょう。

巣落ちは飼育場所と、巣箱、採蜜のタイミングの問題が大きいです。特に、大きすぎる寸法の巣箱を使っている方は注意してください。 私たちが使っている重箱式巣箱については詳しく紹介しています。よければご覧ください。

夏場の採蜜はなるべく避けましょう 重箱式巣箱で飼育する場合、夏場の採蜜はなるべく避けましょう。

初心者の方によくあるのが、春にニホンミツバチを捕獲して、夏になった頃に掲示板やブログなどで他の人が採蜜しているのをみて、よし自分もやってみようと早い段階で採蜜してしまうことです。

重箱式巣箱の採蜜では、最上段を取るので、巣が落下してしまいやすい状態になります。巣が十分に成長しないまま採蜜を行ったり、重箱の巣箱の寸法が大きすぎて巣落ちが起こりやすい形状だったり、気温が高く巣が柔らかくなっていることが主な原因です。

残念ですが、巣落ちしてしまうと、多くの場合はその群れはダメになってしまいます。

このため、初心者の方は、採蜜は秋の涼しくなる時期まで待ちましょう。

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