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ニホンミツバチは絶滅危惧種ですか?
更新日: 2020年06月21日

ニホンミツバチは絶滅危惧種ではありません。

絶滅危惧種である、とか、絶滅が危惧されていると書いているウェブサイトや投稿を見かけることがあります。しかし実態としては、近いうちに絶滅が危惧される状況とはまるで言えません。また、環境省のレッドリストにもニホンミツバチは登録されていません。

日本蜜蜂の場合は東京や大阪などの大都会でも生息していますし、1キロ平方メートルに数群れ程度はいるのではないでしょうか?

他にも数が少ないと言われるような昆虫、例えばホタルなどと比べても、身近な昆虫と言えます。

数十年前は、平野部でのニホンミツバチの減少が危惧されていましたが、日本の養蜂業の衰退に伴ってセイヨウミツバチの飼育数が減ったため、ニホンミツバチは以前よりむしろ増えたと言われています。

今後もセイヨウミツバチの飼育は増えるとは考えにくいので、在来種のニホンミツバチにとっては良いことです。

もちろん農薬や自然環境の減少などで、日本ミツバチにとって快適な場所は減っています。

アカリンダニというダニが2010年代に入っても問題になっておりニホンミツバチが大きく減ってしまった地域もあります。

ネオニコチノイドやアカリンダニによって、ここ10年ほどは数が減っている可能性が高いですし、他にも心配される病害虫があり今後これらの影響がどのくらい広がるか注視していく必要があります。

ちなみに、十数年ほど前から世界中で話題になっているミツバチの大量死はセイヨウミツバチのことで、ニホンミツバチとは関連している部分もありますが、同一に扱うのは誤りです。

日本ミツバチを守っていくこと、またセイヨウミツバチを含めたミツバチを世界中で保護し、より良い環境を作っていくことは人類にとっても重要なことです。しかし、客観的に状況を正しく理解し、冷静に伝えていく必要があります。

日本ミツバチが農薬の被害を受けていたり、海外から入ってきたダニによって大きな被害が出ていることなどは、ニホンミツバチを飼育している人がいなければ、誰も気付けません。

ニホンミツバチを飼育すればその異変に気づくことができるので、保護に一部貢献していると言えます。ニホンミツバチを飼育しながら、異常を見つけたら今後も声をあげていくことが大切です。このような考えから、私たちはミツバチQ&Aのような、養蜂家のネットワーク作りにも力を入れています。

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