ニホンミツバチのオス、雄蜂の悲しい生態

更新日:2020年06月02日

ミツバチの働き蜂が全てメスということを知っている方も多いと思います。ミツバチの巣にはオスもいるのです。

あまり知られていないオスのミツバチ、雄蜂(おばち)の生態についてご紹介します。

このページの内容をまとめた雄蜂の紹介動画もあります。わかりやすい動画がおすすめです。

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雄蜂は春にたくさん現れる黒っぽいミツバチ

体が黄色と黒の縞模様なのが働き蜂ですが、全体が黒っぽく、目玉が大きなハチもいます。これが雄のミツバチです。雄蜂と呼ばれます。

ミツバチの繁殖シーズンは春です。春になると新しい女王蜂が生まれます。その後尾相手となる雄蜂も春に生まれてきます。はっきり数はわかりませんが、だいたい5%くらいは雄蜂だと思います。

雄蜂に針はなく、刺さない

ハチといえば刺すというイメージが強いですが、なんと雄蜂は刺すことができません。

このように掴んで手に乗せても刺されません。

もちろん、このようなことをすると他の働き蜂に刺されることはあるので真似しないでください。

雄蜂の仕事は交尾だけ

雄蜂は女王蜂と交尾することだけが仕事です。群れの警備や、花の蜜集めなどは一切行いません。働き蜂から餌をもらって生きています。

女王蜂と雄蜂の集合場所が上空のどこかにあり、そこに周囲の群れの女王蜂と雄蜂が集まってきて交尾をするそうです。

女王蜂を見つけるため、雄蜂は目が大きく発達しています。

春の群れには雄蜂は何百匹もいます。女王蜂の数よりも圧倒的に多いのです。女王蜂は複数の雄蜂と交尾するそうですが、ほとんどの雄蜂は交尾できないのです。

交尾できなかった雄蜂はどうなるのでしょうか?繁殖時期を過ぎて用無しとなった雄蜂は、働き蜂によって巣から追い出され、そのままのたれ死んでしまいます。

特徴的な巣房の蓋で、雄蜂の誕生がわかります。

ニホンミツバチを飼育していると、このように巣箱の下に少しとんがった帽子のようなものがたくさん落ちていることがあります。これは、雄蜂が育った巣房の蓋です。

雄蜂が育つ巣房は少し膨らんでおり、特徴的な形をしています。横から見ても、少し蓋が飛び出ているのがわかります。雄蜂が羽化するときに、この蓋が落ちるので、養蜂家は雄蜂の誕生を知ることができます。

女王蜂、働き蜂の生態はこちら

群れに1匹しかいない女王蜂の生態については次のページで紹介しています。女王蜂の産卵シーンの動画もあります。

女王蜂

ニホンミツバチの群れは女王蜂、働き蜂、雄蜂で構成されていますが、女王蜂は1匹だけです。特別な部屋でローヤルゼリーを与えられて育ちます。

群れの多数を占め、巣作り、育児、花の蜜集めなどすべてを行う働き蜂については次のページで紹介しています。

働き蜂の生態

ニホンミツバチの群れのほとんどは働き蜂です。働き蜂はすべてメスで、巣作りから花の蜜集め、ハチミツの製造までのすべてを行っています。

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