Qニホンミツバチの巣箱(待ち箱)はいつ設置すべきですか?更新日: 2025年02月05日
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ニホンミツバチの巣箱(待ち箱)はいつ設置すべきですか?更新日: 2025年02月05日
巣箱は、分蜂時期の1週間前までには設置してください。それより前から設置しておいても問題ありません。随分前から設置する場合は、中に蜘蛛の巣などがないか分蜂期前に確認するようにしましょう。
ニホンミツバチが分蜂(巣分かれ)すると、巣から飛び出した群れが新しいところに巣を作ります。
自然界では、木の洞等に巣を作ることが多いですが、民家の床下やお墓などにも巣を作ることが多くあります。ニホンミツバチの捕獲方法は、空の巣箱を設置しておいて、引っ越してくるのを待つという方法です。この空の巣箱のことを待ち箱と言います。
待ち箱と設置場所をできるだけ多く用意することが捕獲への近道です。たくさんの待ち箱を設置して回るのは時間もかかり、一度に車に積めないこともあるので、分蜂期の前から余裕を持って少しずつ設置しておくと良いでしょう。
ニホンミツバチの蜜蝋は誘引に効果があると言われています。蜜蝋の持続期間はある程度長いと考えられていますので、すでに塗った状態で設置しても大丈夫です。前年から置いてある巣箱の場合は、塗り直しをお勧めします。
また、同じく誘引に使われるものとして待ち箱ルアーがあります。待ち箱ルアーは分蜂開始の予想の1週間ほど前に取り付けてください。待ち箱が事前に設置されていない場合は、このタイミングで待ち箱を設置するのが良いです。
キンリョウヘンというランの花もニホンミツバチの誘引に使われます。キンリョウヘンは開花時期をニホンミツバチの分蜂時期に合わせて調整し、花が咲いたら巣箱の横に設置します。なお、待ち箱ルアーはキンリョウヘンの誘引成分を人工的に合成した商品であるため、両者を併用する必要はありません。