ロゴ
line登録はこちら

分蜂群れの捕獲のコツ6. 諦めない、夏分蜂にもチャンス

更新日:2023年12月17日

夏分蜂といって、夏にも分蜂することが知られています。夏場にニホンミツバチを捕獲できることもあるのです。春に捕獲できなくても、諦めずに待ちましょう。

  • 目次
  • 5月まで捕獲できなくても、まだ可能性はある

    6月になり、分蜂が終盤になると、今年はダメだったというようなブログの投稿や、問い合わせを受けることもあります。

    しかし、まだ夏にも分蜂するので捕獲の可能性は残っています。外敵に襲われたり、巣の周囲の餌不足、つまり花の蜜や花粉源の不足から、引越を余儀なくされた群れが、巣箱に入居することがあります。このような群れは「逃亡」や「逃去」した群れと呼ばれます。

    次の方は、なんと3年目の10月に、初めて捕獲した方の投稿です。あまりに時期が遅いため、おそらく逃亡群と思われます。

    養蜂家

    ずっと、放置状態でしたが 昨日畑仕事の合間に 椎茸は出来てるかな?と山に登って見た所 何か動いてる〜と良く見るとミツバチが花粉を付けて 出入りしてるではないか!ビックリ!!こんな時期に??と不思議でしたが まだ 入居したてで 困惑気味

    3年越しの 初めての入居?? より

    遅めの捕獲で初捕獲の喜びの声

    夏分蜂かはわかりませんが、遅めの時期に捕獲できることは十分あります。諦めずに待ちましょう。

    分蜂マップには、今年はもうダメかと諦めていて、久しぶりに見にいったら入っているいたという報告も多いです。

    1つ目の例は、兵庫県の淡路島です。分蜂はだいたい4月の頭ごろから始まりますが、それから約2ヶ月経った6月に入ってから捕獲されています。

    養蜂家

    もう遅いと諦めムードで家の敷地内に巣箱を置いていたのですが、昨日から蜂の出入りが確認できました。花粉の持ち込みは見ていないのではっきり入居してくれるかは分かりませんが、嬉しくて投稿させて頂きました。居ついてくれれば巣箱4つ中2つの入居となります。ちなみに巣箱は重箱型2つ、角胴型2つですが、入居は共に角胴型です。 6月3日 兵庫県洲本市 養蜂1年生

    次は、愛知県半田市で、6月12日の報告です。こちらも分蜂の開始からは2ヶ月くらい経った時期の遅めの捕獲です。

    養蜂家

    ムクノキの自然巣が2つあるので近くにルアー付き巣箱を置いて待っていました。蜜ろうの絞りカスも巣箱内と巣門に塗りました。6/12の朝分蜂がおこった模様。夕方見に行くと2段巣箱にいっぱいの大きな群が入居してくれてました!初めて捕獲したので嬉しいです。 6月12日 愛知県半田市 南陵

    遅めの分蜂を捕獲するコツ

    夏分蜂を捕獲するコツは、巣箱を片付けないことです。夏前になると、諦めて巣箱を片付ける人がいますが、その必要はありません。そのまま置いておいてください。

    また、待ち箱ルアーをお使いの方は、そのままつけて置いてください。45日を過ぎても取り外す理由はありません。

    待ち箱ルアーの効果は45日となっていますが、利用状況によっては、誘引成分が残っていることがあるようです。効果がどれくらい出ているかはわかりませんが、少なくともないよりかはマシでしょう。

    養蜂家

    繰り返しになりますが、6月以降の分蜂の数はかなり少ないため、過度に期待しないようにしましょう。

    メルマガ登録はこちら
    おすすめの商品
    同じカテゴリの投稿
    関連するFAQ

    もっと見る
    おすすめの動画