待ち箱ルアーを製品を使って、ニホンミツバチを誘引しましょう。2014年の発売以来、多くの愛好家が利用しています。
待ち箱ルアーの紹介動画もご用意しています。約7分間の動画で、取り付け方法や注意点も詳しくご紹介しています。
養蜂家に大人気のランの研究から誕生
ニホンミツバチの捕獲には、キンリョウヘンというランが広く用いられて来ました。
キンリョウヘンはニホンミツバチの捕獲に大きな効果があり、日本ミツバチを飼育している人なら誰でも栽培していたと言っても過言ではありません。誘引する方法はいたって簡単で、キンリョウヘンの花を捕獲用の巣箱の隣に置いておきます。
キンリョウヘンの花がニホンミツバチを誘引するのですが、他の花のような蜜ではなく、集合フェロモンの作用でニホンミツバチを誘引します。
この不思議なキンリョウヘンのランの誘引成分を、京都先端科学大学の研究グループが同定し、化学的に合成して製造した製品が待ち箱ルアーです。京都先端科学大学発のベンチャー「株式会社京都ニホンミツバチ研究所」が製造を行なっています。
待ち箱ルアーは誰でも簡単に使える
キンリョウヘンは効果が高く評価される一方で、扱いにくいことが弱点でした。入門者向けの蘭とは言え、これまで蘭の栽培経験がない人にはキンリョウヘンの栽培は難しいです。
特に、ニホンミツバチの分蜂時期とぴったり合わせて開花させるのはそう簡単ではありません。うまく育てられない方が多くいます。
一方、待ち箱ルアーは芳香剤のように使えます。未開封で保存しておいて、分蜂時期に合わせて開封して巣箱に取り付けるだけです。
初心者には特におすすめします
待ち箱ルアーもキンリョウヘンも高いしできれば用意したくない人は多いと思います。しかし、これから始める初心者の方は、待ち箱ルアーの利用を強くお勧めします。これから始める人は、どこにニホンミツバチがいるかも分からない状況ですので、捕獲が難しいです。
それに、待ち箱ルアーとキンリョウヘンは、ニホンミツバチの養蜂では広く普及しています。弊社では分蜂マップという分蜂の捕獲報告システムを運営し、日本全国から受け付けています。
分蜂マップの捕獲報告でニホンミツバチが自然に巣箱にやってきたもののうち、なんと90%にキンリョウヘンまたは待ち箱ルアーが利用されています。
キンリョウヘンか、待ち箱ルアーのどちらかを使うのはもう常識と言える状態です。
- 待ち箱ルアー利用 45%
- キンリョウヘン利用 45%
- どちらも利用しない 10%
必ず捕獲できる製品ではない
残念ながら、待ち箱ルアーは取り付ければすぐにニホンミツバチが集まってくるような製品ではありません。周囲に分蜂しそうな群れがいる必要があります。
また、待ち箱ルアー以外にも捕獲を左右する要素は多くあります。これから始める初心者は待ち箱ルアーを使ったとしても捕獲率は1割程度です。また、ベテランでも数割の捕獲率で十分です。
待ち箱ルアーに過度に期待しないようにしてください。待ち箱ルアーのよくある誤解、質問を動画でまとめていますのでぜひご覧ください。