Q2月でも春のような陽気が数日続けば、ニホンミツバチは分蜂しますか?
Q
2月でも春のような陽気が数日続けば、ニホンミツバチは分蜂しますか?
季節外れの暖かい日が続くこともありますがすぐに分蜂することはないので安心してください。ニホンミツバチには分蜂に向けて女王蜂を育て、働き蜂を増やす準備が必要です。
本来分蜂が起こると考えられているよりも、ずっと早い時期に春の陽気が続くことがあります。例えば、本州の太平洋側では、分蜂は3月下旬に始まることが多いですが、2月にも春のような陽気になることがあります。
暖かい日が続くと、すぐにでも分蜂するのではないかと不安になる人も多いですよね。しかし、その心配はありません。
日本ミツバチの分蜂では、まず女王蜂を育成するプロセスが必要です。女王蜂は、専用の王台という特別な部屋で育てられます。働きバチが王台を作り、そこに女王蜂が卵を産み落とします。
卵から女王蜂が羽化するまでは、約15日です。新しい女王蜂が羽化する前に分蜂が起こりますが、おおよそ2週間は女王蜂の育成に時間が必要と考えて良いでしょう(詳しい内容は専門書を参照してください)。
また、ニホンミツバチの群れは、2週間ほどの短期間に3回から4回と分蜂するのが普通です。春先は、分蜂に向けてどんどん働きバチの数が増えていきます。分蜂の直前には、巣の表面に何重にも働きバチが重なるようになります。
このようにしっかりと準備してから分蜂が起こるので、予想される時期よりも、ずいぶん前に季節はずれの暖かい日が続いたとしても、日本ミツバチはすぐに分蜂することはありません。
弊社では、日本ミツバチの春の女王蜂の育成と分蜂に密着した動画も撮影しています。その動画では、王台の様子と、次々と羽化する女王蜂と分蜂の関係がわかりやすくなっていますので、ぜひご覧ください。
Loading video...
関連するFAQ
A
出入り口をつなげるように巣箱を置いても、そこに引っ越すことはありません。まずはそこから出てくる分蜂群れの捕獲にチャレンジしてください。詳しくは、こちら
同じカテゴリの投稿
おすすめの動画
Loading video...
Loading video...
Loading video...
Loading video...