Q初心者だとどのくらいの確率でニホンミツバチを捕獲できますか?
しっかりとコツを押さえて、巣箱を1つ作り、蜜蝋を塗り、待ち箱ルアーを取り付けて、自宅に置いた場合、1〜2割の確率でも十分と思ってください。
初心者がしっかり準備しても、巣箱 1 つあたりの入居確率は 1〜2 割程度です。 ニホンミツバチの捕獲は自然が相手なので、なかなか思い通りにはいきません。
捕獲の仕組み
ニホンミツバチの捕獲は、空の巣箱(待ち箱)を設置して、分蜂(ぶんぽう)した群れが入居するのを待つ方法が基本です。
分蜂とは、群れを増やすための繁殖行動です。春になると古い女王蜂が働き蜂の半分ほどを連れて巣を出て、新しい住処を探します。この群れが待ち箱に入居すれば、捕獲成功となります。
初心者の入居確率は 1〜2 割
しっかり勉強した初心者が、以下のように準備した場合の確率です。
ネット上の書き込みや弊社の巣箱を購入された方の声などを参考にすると、上記のようにしっかり準備しても、大体 1 割 2 割ぐらいの捕獲率だと思います。
ベテランでも 3 割程度の捕獲率で十分です。弊社では 100 か所以上に空の巣箱を置いて、おおよそ 30 群れを捕獲しています。
初心者の方は、当然これより低くなります。
シーズンに遅れるのが最大のミス
捕獲の基本を実践できていなかったり、捕獲シーズンに遅れることで確率が下がることも多いです。分蜂の開始時期に遅れるのは、とてもよくある失敗です。
例えば、静岡県に住んでいる方が 4 月半ばに待ち箱を設置しました。2019 年は暖冬だったので、静岡県だと 3 月末から分蜂が始まっていました。最低でもその 1 週間前の 3 月 25 日前後には待ち箱ルアーを取り付けておくべきでした。
4 月半ばの設置では、20 日も遅れてしまったことになります。分蜂が多い期間は 1 か月程度しかありません。20 日の遅れは致命的なミスとなり、捕獲の見込みを大きく下げてしまいます。
ベテランが有利な理由
ベテランが初心者よりも捕獲率が高い理由は、飼育している群れがいることです。
ベテランが巣箱を設置する場合、その近くにニホンミツバチが確実に生息している状況です。これは大きなアドバンテージで、分蜂群を捕獲しやすい状況です。初心者が始める場合には、近くに群れがいるのかもよくわからない状態ですので、捕獲の確率が低くなります。
さらにベテランは巣箱やキンリョウヘンなどをたくさん持っています。すでにハチミツを採取したり、養蜂の楽しさを知っているので、積極的に準備したり、準備物に時間やお金を投資します。技術や経験も多少はありますが、このような理由からベテランがたくさんの群れを捕獲できるのです。
ベテランが捕獲しやすい理由を動画で紹介しています。
捕獲できれば大きなリターン
ニホンミツバチの最初の 1 群れ目の捕獲は大変で、甘くはありません。しっかりと準備をし、場合によっては何年も粘り強くチャレンジし続けることが必要です。
しかし、うまく捕獲できれば大きなリターンがあります。群れだけでも何万円もの価値がありますし、秋にはハチミツがたくさん採れます。群れの周りの野菜や果樹の実りもよくなります。捕獲したニホンミツバチが冬を越せれば、翌年春の捕獲もうまくいきやすいです。
関連情報
捕獲の時期について詳しくは次のページをお読みください。
分蜂時期を逃さない
分蜂の時期は九州南部で3月上旬、関東で3月下旬、東北で4月中旬から。1ヶ月で7〜8割の分蜂が終わるため、準備は冬から始めましょう。分蜂マップで最新状況を確認できます。

ニホンミツバチの飼育を始めたい方は、こちらのページもご覧ください。
飼育を始めたい方へ
ニホンミツバチの飼育を始めたい方のために、どのように、いつ準備すれば良いのかや、必要な準備物などを紹介します。週末養蜂家になりたい方はまずはこの記事を読んでください。










