Qニホンミツバチの分蜂の前兆はありますか?起こる時間は?
雄蜂の誕生や、時騒ぎなど春先に見られる現象がありますが、直接予測するには王台を確認するのが確実です。分蜂は午前10時から14時頃に起こることが多いです。
分蜂(ぶんぽう)の前兆として、時騒ぎや雄蜂(おすばち)の誕生などがあります。 正確に予測するには王台を確認するのが確実です。
分蜂とは
分蜂とは、群れを増やすための繁殖行動です。春になると新しい女王蜂が育てられ、古い女王蜂が働き蜂の半分ほどを連れて巣を出て、新しい住処を探します。
分蜂のタイミングを把握しておくと、分蜂した群れを捕獲して飼育群を増やせます。
時騒ぎで活動が活発化
春になると巣箱の周りをミツバチが飛行訓練のためにブンブン飛び回る「時騒ぎ」と呼ばれる現象が起こります。
時騒ぎは、分蜂のかなり前から見られます。越冬した群れの働き蜂が春先からどんどん増えていくためです。広い意味で分蜂の前兆と言えますが、時騒ぎだけでは分蜂の時期を正確に予想できません。
分蜂する直前は、最初は時騒ぎのような状態から始まり、そこからどんどん数が増えて分蜂に発展します。
雄蜂の羽化(うか)から予想
雄蜂の誕生から予想する方法もあります。雄蜂が誕生すると、特徴的な雄蜂の巣房の蓋が巣箱の底に落ちます。

このように多数の雄蜂の蓋が見つかれば分蜂の前兆と言えます。諸説ありますが、底に雄蜂の蓋がたくさん見られてから、10 日から 20 日くらいで分蜂すると言われています。
ただし、雄蜂がほとんど見られないまま分蜂する群れもあります。雄蜂の蓋が落ちてから分蜂するまでの日数も前後することが多く、正確な予想は難しいです。
王台で確認する
王台とは、新しい女王蜂を育てる特別な部屋です。王台は巣板の下側に作られるので、比較的観察しやすいです。
女王蜂は 15 日ほどで羽化します。分蜂は新しい女王蜂が生まれる少し前に起こり、王台が作られてから約 10 日で分蜂します。ただし、気温が低い日や雨の日は分蜂しないため、天候にも左右されます。
動画
次の動画では、実際に王台を観察し、分蜂が起こるまで張り込みを行いました。この動画は企画のために行いましたが、巣箱を持ち上げるには専用の器具が必要で危険を伴うため、普段はおすすめしていません。
分蜂が起こりやすい時間帯
ニホンミツバチが分蜂するのは、特に午前 10 時頃から 14 時頃が多いです。
よく晴れた日で気温が上がるお昼前後に集中します。分蜂が起こる春先はまだまだ寒い日もあるため、集団で移動するのに適した気候条件の日を選んで分蜂するのでしょう。
実際に、ニホンミツバチは雨が降ったり、気温が 10 度以下になると花の蜜を集めに行きません。20 度くらいに気温が上がり、快晴で半袖でも過ごせるような日に分蜂がよく起こります。








