ニホンミツバチの熊(クマ)対策
更新日:2021年10月24日
ニホンミツバチのとって熊は恐ろしい天敵です。山間部では熊の被害が出ることは珍しくありません。熊の対策方法をご紹介します。
クマは恐ろしい天敵
ニホンミツバチの飼育で、特に注意が必要なのがクマです。クマは巣箱を破壊してハチミツを奪う恐ろしい天敵です。
群れやハチミツを失うだけではなく、巣箱まで壊されてしまいます。対策としては、電気柵で巣箱を囲う方法があります。
次の動画では、熊に巣箱を倒されてしまい、群れも逃げ出してしまいました。
熊はなぜやってくる?時期は?
熊は、ハチミツや幼虫を目当てにやってきます。
ニホンミツバチの巣箱には、多い時には数十キロのハチミツが貯まっており、大変魅力的です。
また、数千匹のサナギがいます。最近、昆虫食が話題になることも多いですが、熊にとっても昆虫は立派な食料です。
ニホンミツバチの巣を襲えば、大量の食料を手に入れることができるのです。
熊は、季節を問わずやってきますので、常に警戒する必要があります。
近隣住民の安全・不安を考慮してください
クマの出没する場所では、近隣住民の不安も考慮する必要があります。
私たちの活動地域は、京都府の北部の丹波地方が多いですが、丹波地方は山に囲まれていて、熊が生息しています。
果樹を食べた痕跡が見つかることも多く、熊は比較的身近な存在です。夜中に熊だけでなく、鹿やイノシシも里に降りてくるのが当たり前で、かといって熊が人間を積極的に襲うこともないことが十分に理解されています。
このような地域ではまだ良いのですが、近隣住民が「ハチミツで熊がやってくる」と不安になっている場合には、飼育はやめるようにしてください。