Q
地域のミツバチが激減して分蜂もほとんど捕獲できません。農薬が原因ですか?
更新日: 2021年05月23日

ネオニコチノイド系など農薬がニホンミツバチに悪影響を及ぼしていることは論文などでも指摘されており今後の行方が心配されます。

しかし、地域の ニホンミツバチが壊滅状態 となるような事例ではアカリンダニが疑われます。

アカリンダニが発生したときには、地域のニホンミツバチの多くが死滅することがあります。これは京都府でも実際に起こったことです。

アカリンダニが地域に侵入すると飼育群れが越冬できずに死滅することが多くなります。この時、ハチミツを残したまま死滅することが特徴です。そして地域の野生の巣もなくなります。

このような状態になると、地域の分蜂自体もかなり少なくなりますし、これまで野生の巣があった自然界の良好な営巣場所が空き家なっているため、分蜂群が巣箱に入ることが少なくなります。

2020年2月現在、アカリンダニはほぼ日本全国に広がっていますが、被害の状態には地域によって差があります。

これまでアカリンダニの事を知らなかった場合や対策していない場合はこのような壊滅的被害が生じる場合があり、毎年報告や問い合わせがあります。

京都府ではアカリンダニの被害が大きかったのは2015年頃でそこから少しずつ回復してきています。まだアカリンダニが侵入して間もない地域では 私たちが過去経験したような大きな被害を受けることも考えられます。

アカリンダニの対策については次のページで解説していますので、参考にしていただけると幸いです。

アカリンダニ対策

2010年以降、アカリンダニが大きな問題となっています。全国に広がっており、地域で多くの群れが消滅するなどの被害が出ています。

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