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なぜ巣箱の板は厚い方がいいのですか?

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養蜂家

板厚が厚いと断熱性が高く巣落ちを防げます。またスムシやオオスズメバチに食い破られにくく、反りも出にくいため、35mm程度の厚い板がおすすめです。

 重箱式巣箱の板は、厚いほどメリットが増えます。週末養蜂では 35mm の板厚を推奨しています。板が薄いと、断熱性の低下、害虫・天敵への弱さ、巣落ちのリスクなど、様々な問題が起こりやすくなります。

板厚が重要な 5 つの理由

1. 断熱性が高く、巣落ちを防げる

夏に直射日光が巣箱に当たると、外壁が高温になります。この熱が壁を通して内部に伝わり、巣が壁に接している部分が高温になると巣落ちの原因になります。

伝わる熱の量は板厚に反比例します。たとえば、35mm の板と 17mm の板では、17mm の方が 2 倍の熱が内部に伝わります。

近年は 40 度を超える猛暑日が増えており、板厚の重要性はさらに高まっています。

2. スムシに貫通されにくい

 スムシはミツバチの巣をエサとする蛾の幼虫で、巣箱の木材にも穴を開けます。板が薄いと、スムシが板を貫通してしまうことがあります。35mm の厚さがあれば、貫通されるリスクは大幅に下がります。そのため、スムシが少し穴を開けたとしても長く巣箱を使うことができます。

3. オオスズメバチに食い破られにくい

 オオスズメバチは巣箱をかじって中に侵入しようとします。薄い板では、節や隙間がある部分から食い破られてしまうことがあります。厚い板なら、かじられても簡単には貫通されません。

スズメバチ対策については次のページをご覧ください。

スズメバチの対策

スズメバチの中でも、キイロスズメバチはニホンミツバチの巣箱に頻繁にやってきます。オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、ニホンミツバチの群れを全滅させることもあります。

スズメバチの対策

4. 板が反りにくい

薄い板は湿気や乾燥の影響で反りやすく、巣箱に隙間ができる原因になります。隙間ができると、そこからオオスズメバチが侵入する恐れがあります。35mm 程度の厚さがあれば、反りにくく長持ちします。

5. 保温性が高く越冬しやすい

冬の寒さからミツバチを守るためにも、断熱性は重要です。板が厚いと外気の影響を受けにくく、ミツバチが体温を維持するためのエネルギー消費を抑えられます。

ただし、巣箱は入り口が開いているので、断熱だけで巣箱内の温度を保つことは難しいです。越冬の成功には、秋までに十分なハチミツを貯めておくなど、他の要素も重要になります。

越冬について詳しくは次のページをご覧ください。

冬の飼育方法

冬の気温の低い日にはニホンミツバチは外に行かずに、ハチミツを消費しながら過ごしますが、飢えて群れが全滅することもあります。冬の飼育方法について紹介します。冬に入るまでの準備が重要です。

冬の飼育方法

35mm が手に入らない場合

ホームセンターでは 35mm 厚の板が手に入りにくいこともあります。その場合は、できるだけ厚い板を使用してください。

関連情報

巣箱の作り方については、以下のページで詳しく解説しています。

重箱式巣箱の作り方

ニホンミツバチの重箱式巣箱の作り方を図解と動画で解説。オオスズメバチ対策の巣門サイズなど、捕獲成功のポイントも紹介します。

重箱式巣箱の作り方

巣落ち対策については、以下のページで詳しく解説しています。

暑さ・巣落ち対策

ニホンミツバチの巣落ちは暑さが原因で起こります。日陰への設置、遮光、適切な板厚の巣箱、夏場の採蜜を避けるなどの対策で巣落ちは防げます。

暑さ・巣落ち対策

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