Qキイロスズメバチはどこに巣を作りますか?
キイロスズメバチは軒下や屋根裏など、高所で雨をしのげる場所を好んで巣を作ります。都市部でも人家の周辺でよく見られます。
キイロスズメバチは軒下や屋根裏など、高所で雨をしのげる場所を好んで巣を作ります。 都市部でも人家の周辺でよく見られ、日本で最も人との接触が多いスズメバチです。
キイロスズメバチの営巣場所
キイロスズメバチは軒下や屋根裏などに巣をよく作ります。特に 2 階の軒下部分など、手が届かない高い場所を好む傾向があります。
専門書などを読んでも、他の種類のスズメバチよりも高い場所に巣を作る習性があることは確かなようです。
オオスズメバチが土の中や木の洞など閉鎖的な場所を好むのに対し、キイロスズメバチは開放的な場所にも巣を作ります。
実は引っ越しをする
キイロスズメバチには面白い習性があります。実は、女王蜂は最初から軒下のような開放的な場所に巣を作るわけではありません。
春に冬眠から目覚めた女王蜂は、まず狭い閉鎖的な空間に小さな巣を作ります。そして働き蜂が増えてスペースが足りなくなる初夏頃、群れ全体で引っ越しをして、軒下などの広い場所に巣を作り直すのです。
このため、「気づいたら短期間で大きな巣ができていた」と驚く人が多いのです。実際には一から作ったのではなく、すでにある程度の働き蜂がいる状態で引っ越してきているため、巣の成長がとても速いのです。
次の動画では、キイロスズメバチの女王蜂が小鳥用の巣箱の中に巣を作った様子を観察しています。引っ越し前の閉鎖的な場所での営巣の様子がわかります。
都市部で多い理由
キイロスズメバチは環境への適応力が高く、都市部でもよく見られます。
人家の軒下や屋根裏は、雨風をしのげて外敵からも守られる絶好の営巣場所です。そのため、知らないうちに家のすぐそばに巣ができていることがあります。
巣は春から作り始め、秋には直径 20〜30cm ほどの大きさになります。秋は次世代の女王蜂を育てる時期で、働き蜂の数も最大になり、攻撃性が最も高まります。
巣を見つけたら
巣を発見したら、近づかずにすぐに専門業者に相談してください。
キイロスズメバチはスズメバチの中でも特に駆除が難しい種類です。高い場所に巣を作ること、巣が大きく蜂の数も多いこと、そして攻撃性が高いことが理由です。
高所での駆除作業は落下の危険があり、防護服を着ての作業は熱中症のリスクも伴います。
刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、自分で駆除しようとするのは危険です。
動画
この動画では、軒下に作られた直径 20cm のキイロスズメバチの巣を駆除する様子を撮影しました。巣の内部構造(4 層構造・約 1000 個の巣房)の観察もあり、キイロスズメバチの驚くべき巣作りの技術がわかります。





