Qキイロスズメバチはどこに巣を作りますか?
軒下や屋根裏など、手の届かない高い場所に作ります。ただし最初は狭い場所に巣を作り、7〜8 月に群れごと引っ越してきます。
軒下の巣は、引っ越してきた巣です
軒下にぶら下がった大きな丸い巣を見たことがある方は多いと思います。あれはキイロスズメバチの巣であることが多いです。
ただし、女王蜂が最初からその場所を選んだわけではありません。
春に冬眠から目覚めた女王蜂は、まず木の洞や壁の隙間といった、狭くて目立たない場所に小さな巣を作ります。働き蜂が羽化して数が増えてくると、その空間では足りなくなります。
そこで群れごと引っ越して、軒下や屋根裏のような広い場所に巣を作り直します。
引っ越し先の巣は、女王蜂 1 匹ではなく、すでに育った多数の働き蜂が一斉に作り上げます。「先週まで何もなかった軒下に、突然大きな巣ができていた」と驚かされるのは、このためです。
次の動画では、キイロスズメバチの女王蜂が小鳥用の巣箱の中に巣を作った様子を観察しています。引っ越し前の、閉鎖的な場所での営巣の様子がわかります。
引っ越しは 7〜8 月に起こります
地域によって多少前後しますが、このころ、営巣する場所を探す働き蜂が建物の中に入り込んだり、候補地に集団を作ったりすることがあります。
ただし、天井裏のように最初から広い場所に巣を作った場合は、引っ越さずにそのまま巣を大きくしていくこともあります。
群れ全員が一度に移るわけではありません。元の巣に残った幼虫がすべて羽化するまでのおよそ 1 ヶ月間、働き蜂は新しい巣と元の巣を行き来して子育てを続けます。
育てている途中の子どもを残したまま、先に新しい巣の建設が始まっているのです。
キイロスズメバチより少し大きいモンスズメバチも、同じように引っ越しをします。
巣を見つけたら業者に相談してください
巣を見つけたら、近づかずにすぐ専門業者へ相談してください。
キイロスズメバチの駆除は簡単ではありません。高い場所に巣を作ること、巣が大きく蜂の数も多いこと、そして攻撃性が高いことが理由です。
高所での駆除作業は落下の危険があり、防護服を着ての作業は熱中症のリスクも伴います。
刺されるとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。自分で駆除しようとしないでください。
動画
この動画では、軒下に作られた直径 20cm のキイロスズメバチの巣を駆除する様子を撮影しました。円盤のような巣が 4 段に重なり、部屋の数は約 1,000 個ありました。巣の中がどうなっているのかがわかります。
