Q巣箱を電気柵で囲っているのは何のためですか?
養蜂場の電気柵は熊対策です。熊はハチミツや幼虫が大好物で、巣箱を襲いに来ます。電気柵の費用は一式5万円程度かかります。
養蜂場の周りにある電気柵は、熊(クマ)からミツバチを守るためのものです。
ニホンミツバチの巣箱を見ると、周りにロープが張られていることがあります。これは普通のロープではなく、触ると電気が流れる「電気柵」です。
熊はハチミツが大好き
熊はハチミツや、巣の中にいる幼虫・蛹が大好物です。
野山に置かれたミツバチの巣箱は、熊にとって格好のターゲット。夜間に巣箱を襲い、巣をめちゃくちゃにしてハチミツや幼虫を食べてしまいます。
一度襲われると、巣箱は完全に壊されてしまうことも珍しくありません。
電気柵で熊を撃退
最近では山間部を中心に、田んぼや畑の周りに電気柵が張られている光景をよく見かけるようになりました。これらは主にイノシシやシカを防ぐためのものです。
養蜂場の電気柵も仕組みは同じで、熊用だからといって特に強力というわけではありません。人間が触ると少しビリッとくるぐらいのものです。
熊は一度電気ショックを受けると、その場所を避けるようになります。殺傷するほどの電流ではなく、驚かせて追い払うのが目的です。
電気柵の費用
電気柵を設置するには、一式で 5 万円程度の費用がかかります。近くに電源がない場合はソーラーパネルを設置するため、10 万円近くかかることもあります。
- 電気柵本体(パワーユニット)
- ポール(支柱)
- ワイヤー
- バッテリーまたはソーラーパネル
決して安くはありませんが、大切なミツバチを守るためには必要な投資です。
電気柵が必要な地域
熊が目撃されたり、柿などの果樹が食べられた痕跡があるような地域では、巣箱が襲われる可能性が高いため電気柵を設置した方がいいでしょう。
ただし、単純に「山間部だから危険」というわけでもありません。週末養蜂が活動している地域では、駅から徒歩 10〜15 分のところでも河川沿いや山沿いでは熊が目撃されることがあります。しかし、大きな道路に囲まれていたり、住宅地の中にある場所では、熊が警戒して近づかないため、被害がありません。
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