Q待ち箱ルアーとキンリョウヘン、どちらがおすすめですか?
初心者には待ち箱ルアーがおすすめです。開花調整が不要ですぐに使えます。ベテランはキンリョウヘンを育てる人が多く、株分けでコストを抑えられます。
ニホンミツバチの捕獲には、待ち箱ルアーとキンリョウヘンという 2 つの誘引方法があります。どちらも長所と短所があり、一概に「こちらが優れている」とは言えません。それぞれの特徴を理解して、状況に応じて選びましょう。
初心者には待ち箱ルアーがおすすめ
これから養蜂を始める方には、待ち箱ルアーを強くおすすめします。
キンリョウヘンはランの中では栽培しやすい品種とされていますが、これまでランの栽培経験がない人にとっては、花を咲かせるだけでも簡単ではありません。さらに、ただ花が咲けばいいわけではなく、自然に任せると分蜂の時期とずれて開花してしまいます。そのため、「開花調整」という技術で 1 ヶ月ほど早める必要があります。
キンリョウヘンの栽培に本格的に取り組むと、それだけで捕獲準備の大半を占めてしまいます。初心者のうちは、巣箱の用意と設置場所の確保に集中するのが、捕獲への近道です。
ベテランでも待ち箱ルアーを使う
経験を積んだベテランの中にはキンリョウヘンを育てている方も多いです。株分けで増やせるため、うまく育てられれば長期的にはコストを抑えられます。
ただし、ベテランでも待ち箱ルアーを併用している方は多いです。キンリョウヘンは開花期間が短く、分蜂シーズン全体をカバーできないため、待ち箱ルアーで補う使い方をしています。
また、開花調整を完璧に合わせるのは難しいという事情もあります。分蜂の時期は 2 月や 3 月の気候・気温によって前後するため、どれだけ経験を積んでもぴったり合わせるのは至難の業です。キンリョウヘンの開花が分蜂時期とずれてしまったときの補完として、待ち箱ルアーは重宝します。
また、寒冷地ではキンリョウヘンがうまく育たないこともあり、待ち箱ルアー一本で捕獲に臨む方も多いようです。
1 つの巣箱に両方付ける必要はない
1 つの巣箱に待ち箱ルアーとキンリョウヘンの両方を付けても、効果が 2 倍になるわけではありません。どちらか一方で十分です。
ただし、複数の巣箱を設置している場合は、使い分けが有効です。
分蜂シーズンの花付きキンリョウヘンは高い
「キンリョウヘンを育てるのは面倒だから、分蜂シーズンに花が咲いた状態で買おう」と考える方もいます。
しかし、分蜂シーズンに花付きのキンリョウヘンを購入しようとすると、非常に高価になっていたり、品切れになっていることが多いです。キンリョウヘンを使いたい場合は、冬の間に花芽がついた開花見込みの株を購入し、開花調整をしながら育てる必要があります。
春になってから「今年はキンリョウヘンを使ってみよう」と思い立った場合は、待ち箱ルアーの方がコスト的にも現実的な選択になることが多いです。
関連情報
待ち箱ルアーの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
待ち箱ルアーはキンリョウヘンの誘引成分を合成した製品です。有効期間45日、分蜂時期に巣箱に取り付けるだけで、初心者でも簡単に使えます。待ち箱ルアーで誘引

