Qアシナガバチを飼う人がいるって本当ですか?
アシナガバチを意図的に残す農家がいます。毛虫やイモムシを食べてくれる益虫だからです。ただし「飼う」というより「共存する」イメージです。
畑の害虫駆除を目的にアシナガバチを飼う人がいます。
庭や軒下にアシナガバチの巣を見つけると、多くの人は駆除しようとしますよね。でも実は、アシナガバチは野菜につくイモムシなどを食べてくれる益虫です。畑の近くに巣があると、害虫を減らしてくれる味方になります。
アシナガバチは害虫の天敵
アシナガバチが農家に重宝される理由は、イモムシや毛虫を大量に食べてくれるからです。
アシナガバチは肉食で、幼虫を育てるために大量の虫を狩ります。捕らえた芋虫をかみ砕いて肉団子にし、巣に持ち帰って幼虫に与えます。主な獲物は青虫(モンシロチョウの幼虫)、ヨトウムシ、アオムシ、毛虫類。すべて野菜や果樹を食い荒らす害虫です。
「飼う」というよりも「共存」
もっとも簡単な方法は、巣を駆除しないことです。軒下や物置に巣を作っても、邪魔にならなければそのまま放置します。すると、アシナガバチが畑の害虫を食べてくれるという仕組みです。
また、野生のアシナガバチの巣を専用の箱に移して畑に設置するという方法を広められている方もいます。その方の本を読んで、私たちも試しにやってみたことがあります。初めてなのでうまくいっていない部分もありますが、よければ動画をご覧ください。
アシナガバチは刺さないのか
アシナガバチはとても顔が怖く、スズメバチのように見えるので、過度に恐れられている面もあります。
確かに巣を直接触ると刺されてしまい、その時はかなり強い痛みと腫れがあります。ただ、私たちは先ほどの動画も含めてアシナガバチの巣をたくさん観察していますが、アシナガバチが飛びかかって刺しに来るという体験はまだしていません。こういった点から、ミツバチよりもおとなしいと言えるかもしれません。
その見た目に反して、とてもおとなしい昆虫なのです。
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