Q女王蜂と働き蜂は同じ卵から生まれるのですか?
女王蜂と働き蜂は、生まれた時点では全く同じ卵です。違いは幼虫期の食事だけ。ローヤルゼリーを食べ続けると女王蜂に、途中で蜜と花粉に切り替わると働き蜂になります。
女王蜂と働き蜂は、卵の時点では全く同じです。
体の大きさも寿命も役割も全く異なる女王蜂と働き蜂。しかし、卵から孵化した時点では、両者に遺伝的な違いはありません。運命を分けるのは、幼虫期に何を食べるかなのです。
運命を分けるのは「食事」
ミツバチの幼虫は、孵化後 3 日間はすべて「ローヤルゼリー」を与えられます。ローヤルゼリーは、若い働き蜂が頭部の分泌腺から出す特別な栄養液。タンパク質やビタミンが豊富に含まれています。
3 日目を過ぎると、運命が分かれます。働き蜂になる幼虫は、蜜と花粉を混ぜた餌に切り替わります。一方、女王蜂になる幼虫は、孵化から羽化まで、ずっとローヤルゼリーだけを与えられ続けます。
たったこれだけの違いで、体の大きさも寿命も役割も、まったく異なる蜂に育つのです。働き蜂の寿命が 1〜2 ヶ月なのに対し、女王蜂は数年は生きます。
王台という特別な部屋
女王蜂候補の幼虫は、「王台(おうだい)」と呼ばれる特別な部屋で育てられます。
王台は、働き蜂が育つ六角形の巣房とは違い、下向きに伸びた大きな部屋。ピーナッツの殻のような形をしています。働き蜂たちが王台を作り、女王蜂に卵を産ませるのです。
この部屋の違いと食事の違いで働き蜂と女王蜂は運命が分かれます。
女王蜂になれて幸せ?
女王蜂になれたら超ラッキー...とは限りません。
女王蜂が育てられるときは、同時にたくさんの姉妹が育てられます。しかし、必要以上に育てられて不要になった女王蜂は、働き蜂に追放されてのたれ死んだり、姉妹同士で殺し合って命を落とすこともあります。
つまり、女王蜂として育てられても、実際に群れを率いることなく追放されたり命を落とす場合が多いのです。
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