ニホンミツバチ春の群観察 〜女王蜂の誕生から分蜂まで〜
8日間の張り込みで王台の変化を記録し、分蜂の瞬間を捉えた動画です。女王蜂が落下するハプニング、女王蜂同士の淘汰、ミツバチダンスの観察、強制捕獲の手順まで一連の流れを紹介しています。
この動画で見れるもの
- ブロワーで蜂を飛ばし王台を直接観察する様子 — 巣板の底面に付いた茶色い王台(羽化直前)が 3 つ確認できる
- 羽化したばかりの女王蜂が巣箱から落下するハプニング — まだ飛べない若い女王蜂が巣箱の壁をよじ登って戻っていく
- 女王蜂の死骸の観察 — 翅と触覚がボロボロになった状態で巣箱下に見つかる。女王蜂同士の淘汰の痕跡
- 蜂球でのミツバチダンス — 強制捕獲前に観察できる 8 の字ダンス。体を震わせる向きで方角、震わせる時間で距離を伝える
- 強制捕獲の手順 — 網で蜂球をすくい上げ、ミツバチが暗い場所に移動する性質と振動から逃げる性質を使って巣箱に誘導するまで
動画の内容
2023 年 3 月 29 日から 4 月 6 日の 8 日間、春の分蜂に備えて飼育群に張り込んだ記録です。
初日にブロワーで巣板底面の蜂を飛ばして観察すると、羽化直前の茶色い王台が 3 つ確認できました。巣箱の下に雄蜂の蓋が落ちていることも分蜂が近い予兆です。1 日目から 5 日目は時騒ぎは見られるものの分蜂せず。女王蜂の幼虫や蛹の変化を毎日記録し続けます。
6 日目、1 つ目の王台の蓋に穴が開き、羽化を確認。その直後、女王蜂を含む小さな蜂の塊が巣箱から落下するハプニングが発生しました。まだ飛べない若い女王蜂は巣箱の壁をよじ登り、無事に戻っていきました。7 日目には残り 2 つの王台も羽化し、3 匹の女王蜂が揃ったことになります。巣箱の下に翅と触覚がボロボロになった女王蜂の死骸が見つかりました。
8 日目の昼前、巣箱の後ろの木にこんもりした蜂球が形成されているのを発見。蜂球の表面ではミツバチダンスが盛んに行われていました。ダンスが 1〜2 秒と長めのため遠距離と判断し、強制捕獲を実施。網で蜂球をすくい上げ、上に巣箱を置いてワイヤーを外すと、ミツバチが暗い巣箱の中に自分たちで上っていきました。
2023 年は特に分蜂が早かったため、3 月 29 日から張り込みを始めたものの、1 回目の分蜂にはすでに間に合っていなかったようです。今回の映像は第 2 分蜂以降の記録になります。
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