みなしごアシナガバチと3匹の女王蜂観察記
3匹のアシナガバチの女王蜂が巣を作る様子を約2ヶ月間観察した記録。女王を失った「みなしご」の働き蜂を別の巣に合流させる実験も紹介しています。
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この動画で見れるもの
- 女王蜂の巣作り — 1 匹で巣を作り始めるアシナガバチの女王
- キイロスズメバチとの戦い — まさかのキイロスズメバチとの同居
- 女王蜂の消失と残された幼虫 — アシナガバチの過酷な現実
- 異なる群れへの合流実験 — 炭酸ガスで眠らせ、背中に印をつけて移動
- 血縁関係のない幼虫への給餌 — 自分の妹ではない幼虫に餌を与える様子
動画の内容
アシナガバチの女王蜂は前年の秋に生まれて越冬し、翌年の 4〜5 月頃に 1 匹で巣作りを始めます。しかし、ほとんどの女王蜂は途中で死んでしまいます。
動画では、キイロスズメバチと隣り合わせで巣を作り、2 度にわたって戦う様子を撮影。その後、女王は姿を消し、残された幼虫たちは死んでしまいました。
別の女王も途中で姿を消しましたが、1 匹だけ働き蜂が羽化。母親も兄弟もいない「みなしご」となりました。
3 匹目の女王の巣は順調に成長し、働き蜂が次々と羽化。そこで、みなしごの働き蜂「レッド」を合流させる実験を行いました。
炭酸ガスで眠らせ、背中に赤い印をつけて巣に移したところ、見事に受け入れられ、自分の母親ではない女王の巣で、自分の妹ではない幼虫に餌を与えて働くようになりました。
撮影の裏話
アシナガバチの密度は高く、じっくり探すとたくさん見つかります。特に空のミツバチの巣箱に作ることが多く、このようなアシナガバチの巣は毎年 5〜6 個見つかります。
今回は女王を亡くした孤児(働き蜂)を、おそらく同種と思われる別の群れに合流させてみました。
ミツバチでは「合同」といって、女王蜂がいなくなった無王群は他の群れにスムーズに合流できるという特徴があります。
動画でご覧の通り、アシナガバチでも合流に成功しました。ただし、アシナガバチとミツバチでは女王蜂が群れを統率する方法が異なるようで、この点についての詳しい情報は分かりませんでした。
よくある質問
A
アシナガバチを意図的に残す農家がいます。毛虫やイモムシを食べてくれる益虫だからです。ただし「飼う」というより「共存する」イメージです。詳しくは、こちら