Qミツバチの巣から「シュワシュワ」という音がするのはなぜですか?
それは「シマリング」と呼ばれる威嚇行動です。ミツバチが一斉に体を震わせて音を出し、巣の表面に波紋が広がるように動くことで、クマなどの外敵を追い払おうとしています。
「シマリング」と呼ばれる威嚇行動です。ミツバチが一斉に体を震わせて音を出し、巣の表面に波紋が広がるように動くことで、クマなどの外敵を追い払おうとしています。
巣箱の中を覗くと、突然「シュワシュワ」という不思議な音が響き渡ることがあります。これは巣の表面の蜂たちが一斉に体を震わせる威嚇行動です。
巣の表面に波紋が広がる
ミツバチの巣には、常に多くの働き蜂が表面に張り付いています。外敵の気配を感じると、1匹のミツバチが体を震わせ始めます。すると、その動きが隣のミツバチに伝わり、さらにその隣へ——まるで水面に石を投げたときのように、巣全体に波紋が広がっていきます。
このとき、数百匹のミツバチが一斉に羽を震わせるので、「シュワシュワ」という独特の音が響きます。
シマリング=すぐに攻撃ではない
シマリングは、クマなどの哺乳類を威嚇するための行動と考えられています。
集団で同時に体を震わせることで、大きな音と動きを生み出し、外敵に「この巣には多くの蜂がいるぞ」と警告しているのです。刺すという直接攻撃の前に、まずは威嚇で追い払おうとする賢い防衛戦略といえます。
シマリングが始まったからといって、すぐに蜂が襲いかかってくるわけではありません。あくまで「警戒しているよ」という合図なので、シマリングが聞こえても慌てる必要はありません。
ただし、シマリングの有無にかかわらず、ミツバチには常に刺されるリスクがあります。巣箱を扱うときは、面布や手袋など必要な防護装備を身につけるようにしましょう。
関連情報
ミツバチに刺されないための対策についてはこちらで解説しています。
ミツバチに刺されるとアナフィラキシーショックで命を落とす可能性も。防護服の選び方、刺されにくい作業のコツ、刺された時やアナフィラキシーショックについても解説します。刺されないために

動画
越冬中のミツバチがシマリングで威嚇する様子を撮影しました。巣箱に近づくとすぐにシマリングが始まり、波紋のように動きが広がっていく様子がわかります。独特の「シュワシュワ」という音もぜひ聞いてみてください。




