Q巣箱を水に浸す「アク抜き」は必要ですか?
アク抜きは必須ではありません。新しい巣箱でも普通に入居する例はたくさんあります。気になる場合は屋外でしばらく雨晒しにしておく程度で十分です。
アク抜きは必ずしも必要ありません。 新しい巣箱でも普通に入居する例がたくさんあり、効果について様々な意見があります。気になる場合、屋外で雨晒しにしておく程度で十分です。
アク抜きとは
巣箱を水に浸けたり、雨晒しにしたりして、新しい木の匂いやアクを抜く作業のことです。「新しい木の匂いを嫌って入居しにくい」という考えから行われています。
ネット上では「アク抜きしないと入らない」「アク抜きすると捕獲率が上がる」と断言する情報が見つかります。
しかし、これは大規模な調査、実験などが行われて検証されたものではありません。
新しい巣箱でも入居する
実際には、新しい巣箱でも普通に入居する例はたくさん報告されています。
ニホンミツバチは野生では様々な場所に巣を作ります。民家の屋根裏や床下、お墓など様々な素材の場所、また木の中の空間など、様々です。
このため、新しい木の匂いを嫌うというのがどこまで正しいかはわかりません。少なくとも、アク抜きしないと入らないと断言できるほどの根拠はないと考えられます。
主張している方々の待ち箱設置数も、統計的な検証ができるほど多いとは考えにくいです。
手間をかけすぎない
アク抜きのためにわざわざ水を貯める装置を作ったり、長期間水に浸けたりする必要はありません。
気になる場合は、作った巣箱を屋外でしばらく雨晒しにしておく程度で十分です。
特に初心者の方がアク抜きのために時間を使いすぎるのは悪手です。捕獲のコツでも紹介しているような、基本的な準備をしっかりと行うことが重要です。
巣箱を一つでも多く作り、一箇所でも多く設置するようにしましょう。アク抜きのために準備が遅くなり、設置時期が遅れると本末転倒です。
弊社の巣箱について
弊社で販売している巣箱は、板を切ってすぐ組み立てて発送しているわけではありません。
切断と組み立てを行った後、半年ほど乾燥させてから発送しています。
そして、発送の間近の時期に、表面に焼き処理しています。
このため、弊社で購入いただいた巣箱で、アク抜きをする必要はありません。
不確定な情報に振り回されない
ニホンミツバチの捕獲については、このような根拠が不明の内容が多く、さらに「こうしないと入らない」というような断定的な表現で広められていることがあります。例えば、巣箱の向きや日光の当たり具合などです。
初心者の方は、不確定な情報に振り回されることなく、まずは基本をしっかりと行う方が捕獲に近づくと考えられます。
「こうすれば入る」「こうしたら入った」といった「蜂談義」は、飼育者にとっては大変楽しいものですが、それに惑わされないようにしてください。
関連情報
捕獲の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。
分蜂の捕獲方法
分蜂群の捕獲は時期・場所・誘引がポイント。初心者は巣箱を5箱以上分散設置し、待ち箱ルアーを活用することで成功率が上がります。冬から準備を始めましょう。










