Qスズメバチの新しい女王蜂のうち、立派な巣を作り上げられるのはどのくらいですか?
スズメバチの新しい女王蜂のうち、翌年に立派な巣を作れるのは 100 匹に 1 匹ほど、1% 程度と考えています。巣によっては数百匹の新女王が生まれますが、翌年の巣の数がその分だけ増えるわけではないためです。
数百匹生まれて、残るのは 1 匹ほど
秋に駆除されるスズメバチの巣は、大きいものでは人の頭をこえる大きさになります。
その巣で秋の終わりに育っているのが、翌年に巣を作る新しい女王蜂です。
私たちが駆除の現場で数えたわけではありませんが、キイロスズメバチやオオスズメバチのように大きな巣を作る種では、数百匹の新女王が確認されることがあると言われています。
一方で、スズメバチの巣が毎年何百倍にも増えていく、ということは起きていません。数百匹が生まれても、翌年の巣がその分だけ増えるわけではないのです。
だとすれば、立派な巣を作れるのは生まれた新女王のうちほんのわずか、ということになります。
私たちはこれを、ざっくりと 100 匹に 1 匹ほど、1% 程度とお答えしてきました。スズメバチは種類によって巣の規模が大きく異なるので、数百匹もの新女王が生まれる種を基準にすれば、実際にはもっと低いのかもしれません。
春の 1 ヶ月で多くが途絶える
では、残りの新女王に何が起きているのか。多くは春から初夏のあいだに命を落とします。
冬を越すのは新しい女王蜂だけで、巣で働いていた働き蜂は秋の終わりに死んでしまいます。
春に目を覚ました女王蜂は、たった 1 匹で巣作りを始めます。
材料を集め、巣を作り、卵を産み、ほかの虫を狩って幼虫に与えるところまで、すべてを自分でこなします。
最初の働き蜂が羽化(うか)する(さなぎから成虫になって出てくる)までの約 1 ヶ月間、この状態が続きます。
この時期に巣が途絶える理由は、大きく次の 3 つと考えています。
- 餌や材料を探しに出た女王蜂自身が、鳥などに襲われる
- 留守にしているあいだに、巣が外敵に襲われる
- 幼虫に十分な餌を与えられず、育てきれない
女王蜂が戻らなければ、その巣はそこで終わりです。私たちが見ていた巣も、途中で女王蜂が戻らずそのまま終わりました。
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スズメバチの対策
スズメバチの中でも、キイロスズメバチはニホンミツバチの巣箱に頻繁にやってきます。オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、ニホンミツバチの群れを全滅させることもあります。
