Q巣箱に西日が当たる場所でも問題ないですか?
西日でも日よけ対策が必要です。夕方の蓄熱と低い太陽の角度で巣箱が想像以上に熱くなり、巣落ちや幼虫への悪影響につながります。すだれや遮光ネットで日陰を作ってください。
西日でも日よけ対策が必要
「西日くらいなら」と思うかもしれませんが、真夏の西日は想像以上に巣箱を熱くします。
理由は 2 つあります。
1 つ目は、夕方は一日中の蓄熱で気温がまだ高いこと。真夏は夕方 4 時頃でも気温が非常に高く、巣箱もすでに温まった状態です。
2 つ目は、夕方の太陽は角度が低く、巣箱の側面に直接光が当たること。真上からの日光に比べて、側面への加熱は巣の中まで熱が伝わりやすくなります。
この 2 つが重なることで、巣箱全体がかなり熱くなり、巣が柔らかくなって落下する「巣落ち」や、幼虫の育成への悪影響につながります。
対策 1: すだれ・遮光ネットで全体を日陰にする
最も効果が大きいのが、すだれや遮光ネットで巣箱の周辺全体に日陰を作ることです。
巣箱だけでなく周辺の地面も含めて日陰にすると、巣箱の周りに熱がこもりにくくなります。
すだれや農業用の遮光ネットを巣箱の上や横に設置するのが一般的です。
対策 2: 巣箱の側面に板を浮かせて張る
すだれや遮光ネットを設置しにくい場合は、巣箱の側面に日よけの板を浮かせて張る方法もあります。
板と巣箱の壁の間に空間ができるように設置することで、日光で熱くなった日除け板の熱が直接巣箱に伝わるのを防げます。
ただし、この方法では巣箱の周辺全体が熱くなることを防げません。理想はすだれや遮光ネットで全体を日陰にする方が望ましいです。
夏場は移動より日よけを優先
夏場は巣箱がハチミツや幼虫で重くなっており、別の場所へ移動させるのは難しい場合が多くあります。
巣箱を動かせなくても、その場で日よけを設置すれば対処できます。
暑さ・巣落ち対策
ニホンミツバチの巣落ちは暑さが原因で起こります。日陰への設置、遮光、適切な板厚の巣箱、夏場の採蜜を避けるなどの対策で巣落ちは防げます。

