Qスズメバチの巣はどうしてまだら模様なんですか?
Q
スズメバチの巣はどうしてまだら模様なんですか?材料にする木を、あちこちから少しずつかじり集めてくるからです。木の種類によって色が違うので、その違いが巣の表面に残ります。
目次
1 回運んだ分が、模様の 1 枚です
軒下や木の枝にぶら下がる、丸くて大きなスズメバチの巣。近くで見ると、表面が細かいまだら模様になっています。
スズメバチは木をかじり取り、唾液と混ぜて団子にして巣まで運びます。持ち帰った団子は、大顎(おおあご)と前脚で薄く延ばしながら壁に貼り付けます。1 回の往復で貼れるのは、このひと塗り分です。
かじり取ってくる木は、いつも同じとは限りません。木の種類によって色が違うので、いろいろな色のひと塗りが混ざります。
実際の巣では、色の違いも、ひと塗りずつの境目もはっきり見て取れます。貝殻が重なったように見えることから、貝殻状の模様と呼ばれています。
私たちが見てきた巣では、女王蜂が 1 匹で作り始めた春の時期から、すでに模様が出ていました。1 匹でも何度も往復し、いろいろな木から材料を集めているからだと考えられます。
A
スズメバチの巣は、木の繊維を唾液で練り合わせた紙のような素材でできています。ニホンミツバチが体から分泌する蜜蝋で巣を作るのとは対照的です。詳しくは、こちら
模様の出方で、種類が見分けられます
模様の出方は、スズメバチの種類ごとに決まっています。
住宅地の軒下でよく見かけるキイロスズメバチの巣には、貝殻状の模様が出ます。
一方、土の中や樹洞(じゅどう)のような閉じた場所に巣を作るオオスズメバチでは、この模様が見られません。
この違いが、どの種類が作った巣かを判別する手がかりになると言われています。
A
キイロスズメバチは体長2cm前後の小型で1匹ずつミツバチを狩りますが、オオスズメバチは体長4cm近い世界最大のスズメバチで、集団でミツバチの巣を襲撃し全滅させることもあります。詳しくは、こちら
関連情報
スズメバチの対策
スズメバチの中でも、キイロスズメバチはニホンミツバチの巣箱に頻繁にやってきます。オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、ニホンミツバチの群れを全滅させることもあります。
関連するFAQ
A
ありません。スズメバチは群れで冬を越さないため、食料を貯めておく必要がないからです。詳しくは、こちら
