Q初めてニホンミツバチが入居しました。持ち上げ機を買った方がいいですか?
初めての入居直後では、持ち上げ機(約 10 万円)はまだ必要ありません。入居直後・秋以降・多群管理になった後のタイミング別に、購入を判断する目安を紹介します。
春の入居直後は持ち上げ機がなくても困らない
入居した直後の群れは、まだ巣が小さく軽いため、手でも十分持ち上げられます。
入居から数週間後に巣が成長してきたら、一度手で持ち上げて横に置き、採蜜できる高さ(通常 4〜6 段)まで一気に重箱を追加しておきます。これで、その後の持ち上げ作業はほとんど発生しません。
1 段ずつ継ぎ足す方法もありますが、初心者の場合は途中で巣箱を落として群れを失ったり、巣を潰したり、巣箱を倒して逃居(とうきょ、群れが巣を放棄して飛び立つこと)につながったりすることが多いです。
そのため、初心者の方には採蜜できる高さまで一気に継ぎ箱する方法をおすすめしています。
秋以降に本格的に検討する
秋までに巣が大きく成長して、ハチミツが採れそうになった頃が、持ち上げ機を本格的に検討するタイミングです。
ただし、持ち上げ機は約 10 万円と高額な道具です。
春に入居した群れが必ず秋まで順調に育つとは限らず、途中で群れが消滅してしまうこともあります。今年うまく捕獲できても、翌年も同じように捕獲できるとは限りません。
入居直後の段階で 10 万円を投じても、回収できないリスクが大きいため、初めての年は購入を急がない方が無駄がありません。
多群管理になったら持ち上げ機が真価を発揮する
毎年安定して捕獲・飼育できるようになり、群れの数が増えてきたら(3 群以上が目安)、持ち上げ機は強力な道具になります。
- たくさんの群れを管理している
- 腰痛があるなど、重いものを持つのが難しい
- 継ぎ箱のタイミングが遅れて、巣が巣箱からはみ出してしまった
このような状況では、手作業より持ち上げ機を使った方がはるかに安全で楽です。
まずは手作業で管理に慣れ、必要な場面が増えてきてから購入を判断するのがおすすめです。
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