Q四面巣門にすると、暑さ対策はこれで十分ですか?
Q
四面巣門にすると、暑さ対策はこれで十分ですか?いいえ、四面巣門は最低限の対策です。過剰な扇風や、大量の蜂が髭のように巣箱に張り付くことは防げますが、直射日光や照り返しで巣箱が熱せられると巣落ちにつながるため、遮光などの暑さ対策が欠かせません。
目次
換気の向上だけでは巣落ちを防げない
近年の夏の暑さは特に厳しく、巣門(すもん)を四面に増やして換気が向上しても、それだけで暑さ対策が十分ということはありません。
直射日光が当たる場所や、熱がこもる場所、コンクリートの床や壁の照り返しが強い場所では、巣箱の周囲が気温以上に熱くなります。
巣は蜜蝋(みつろう)でできており、巣箱自体が熱せられると柔らかくなって、蜂蜜の重みで巣が崩れ落ちる「巣落ち」につながります。
A
西日でも日よけ対策が必要です。夕方の蓄熱と低い太陽の角度で巣箱が想像以上に熱くなり、巣落ちや幼虫への悪影響につながります。すだれや遮光ネットで日陰を作ってください。詳しくは、こちら
四面巣門で蜂の張り付きは防げる
もちろん、四面巣門の効果がないわけではありません。
巣門が四面にあると、巣箱の中の暖かい空気が外に抜けやすくなります。
そのため、巣門の付近で羽ばたいて巣箱の中に風を送る「扇風(せんぷう)」の役目をする蜂も少なくて済みます。
実際に四面巣門の巣箱では、扇風の蜂が減り、夏の夕方に蜂が髭のように壁面へ張り付く状態もほとんど見られません。
十分な巣門の大きさを確保することは重要ですが、それは暑さ対策の最低限と言えます。
A
ニホンミツバチは羽で風を送る「扇風」と、水を運んで気化熱で冷やす行動の2つで巣の温度を下げます。巣の中を幼虫の育つ約35度に保つためです。詳しくは、こちら
必ず遮光し、照り返しを避ける
大事なのは、巣箱が熱せられない環境を作ることです。
最も効果が大きいのは、直射日光を遮ることです。木陰など日の当たらない場所に設置するのが理想ですが、日が当たる場所では必ずすだれや遮光ネットで日差しを遮ってください。
あわせて、コンクリートの床や壁の近くなど照り返しの強い場所を避け、熱がこもらないように風通しの良い場所に置くことも大切です。
A
日当たりの良し悪しは入居率への影響は少ないと考えています。ただし、夏の巣落ちリスクを防ぐために、直射日光が当たらない場所への設置をおすすめします。詳しくは、こちら
関連情報
暑さ・巣落ち対策
ニホンミツバチの巣落ちは暑さが原因で起こります。日陰への設置、遮光、適切な板厚の巣箱、夏場の採蜜を避けるなどの対策で巣落ちは防げます。
関連するFAQ
A
それは「シマリング」と呼ばれる威嚇行動です。ミツバチが一斉に体を震わせて音を出し、巣の表面に波紋が広がるように動くことで、クマなどの外敵を追い払おうとしています。詳しくは、こちら
