Q古い巣箱の方がニホンミツバチは入居しやすいですか?
古い巣箱の方が入りやすいとよく言われますが、新しい巣箱でも蜜蝋を塗って待ち箱ルアーやキンリョウヘンを使えば十分に捕獲できます。
古い巣箱の方が入りやすいとよく言われています。ただ、新しい巣箱でも問題なく捕獲できるので、あまり気にしすぎる必要はありません。
待ち箱とは
ニホンミツバチの捕獲では、空の巣箱を設置して、分蜂(ぶんぽう)した群れが入居するのを待つ方法が一般的です。この空の巣箱のことを待ち箱と呼びます。
分蜂とは、群れを増やすための繁殖行動です。春になると、古い女王蜂が働き蜂の半分ほどを連れて巣を出て、新しい住処を探します。この群れが待ち箱に入れば、捕獲成功です。
待ち箱にニホンミツバチを呼び込むために、蜜蝋(みつろう)を塗ったり、待ち箱ルアーやキンリョウヘンを使ったりします。そして「古い巣箱を使うと良い」ともよく言われています。
「古い巣箱」が指すもの
古い巣箱とは、ただ単に木が古いということではありません。ニホンミツバチが何年も巣を作っていた巣箱のことを指します。そうした巣箱には、蜜蝋がこびりついています。 重箱式巣箱でニホンミツバチを飼育していると、群れがいなくなったり、上の段を採蜜のために取り外したりするので、こうした使用済みの巣箱が手元に残っていきます。
こうした古い巣箱、つまり使用済みで年数が経ったものを待ち箱として使うと、入居しやすいと言われているのです。
なぜ古い巣箱が良いと言われるのか
古い巣箱が入りやすいと言われる理由については、はっきりしたことはわかりません。
古い巣箱の要素としては、木自体が古いこと、蜜蝋が付いていること、蜂が営巣したときの香りが残っていることなどが考えられます。
蜜蝋を塗ると入居しやすいとも言われていますので、それと同様の理由かもしれませんし、それ以外の要素もあるのかもしれません。木の表面の質感なども影響している可能性があります。
新しい巣箱でも大丈夫な理由
これから養蜂を始める方は、当然ながら古い巣箱を持っていません。だからといって心配する必要はありません。
新しい巣箱でも、以下のように準備すれば十分に捕獲できます。
- 蜜蝋を塗る
- 待ち箱ルアーやキンリョウヘンを使う
現在は、待ち箱ルアーやキンリョウヘンを使えば、新しい巣箱も古い巣箱も、入居しやすさにそこまで大きな違いは感じません。
私たちも比較的新しい巣箱を使うことはよくありますが、普通に入居します。
初心者へのアドバイス
古い巣箱を無理に入手しようとする必要はありません。中古の巣箱を探したり、知り合いから譲ってもらったりするのは大変ですし、現実的ではありません。
新しく用意した巣箱に蜜蝋を塗って、待ち箱ルアーやキンリョウヘンを使えば大丈夫です。 そちらに時間と労力をかけた方が効率的です。
ニホンミツバチは、どこにでも巣を作る生き物です。民家の床下や壁の中、さらには石垣の中や電柱の中、お墓の中など、様々な素材のところに巣を作ります。
一般的な飼育者と同じように杉板を使って巣箱を作る場合、細かいことにはあまり神経質になりすぎる必要はありません。
関連情報
捕獲の準備について詳しくは次のページをお読みください。
分蜂の捕獲方法
分蜂群の捕獲は時期・場所・誘引がポイント。初心者は巣箱を5箱以上分散設置し、待ち箱ルアーを活用することで成功率が上がります。冬から準備を始めましょう。









