Q夏や秋にニホンミツバチの養蜂を始めたいと思ったら、何から始めればいいですか?
まずはスタートキットなどを購入して、教材での勉強と巣箱の準備から始めましょう。ニホンミツバチを捕獲できるのは翌年春の分蜂シーズンなので、夏や秋は準備を始めるのにちょうど良い時期です。
ミツバチを迎えられるのは翌年の春
ニホンミツバチの養蜂は、野生の群れを巣箱に迎え入れて始めるのが一般的です。
春になると巣の中で新しい女王蜂が育てられ、群れを増やすための分蜂(ぶんぽう)が起こります。元の女王蜂が働き蜂の半分ほどを連れて巣を出て、新しい住処を探します。
この引っ越し中の群れに、あらかじめ設置しておいた空の巣箱へ入居してもらうのが、ニホンミツバチの捕獲方法です。
群れを捕獲できるチャンスは、ほとんどがこの分蜂シーズンに集中しています。開始時期は地域によって異なり、九州南部で 3 月上旬から、関東・関西・東海で 3 月下旬から、東北では 4 月中旬〜下旬からが目安です。
分蜂は始まってから 1 ヶ月ほどで、その年の 7〜8 割が終わってしまいます。7 月くらいまでは夏分蜂と呼ばれる遅い分蜂が入居することもあります。ただし春の本格的なシーズンに比べると確率は大きく下がり、秋に群れが入ることは稀です。
つまり、夏や秋に「始めたい」と思った場合、実際にミツバチを迎えられるのは、基本的に翌年の春になります。
翌春のシーズンを逃すと、さらに 1 年待つことになります。だからこそ、分蜂が始まる前にどれだけ準備できたかが、捕獲成功の鍵を握ります。
夏や秋は準備にちょうど良い時期
捕獲の本番は翌年の春ですが、教材での学習や設置場所の検討には時間がかかるため、準備はいつ始めても早すぎることはありません。
巣箱や教材などがセットになったスタートキットを購入したら、冬の間に教材でじっくり勉強し、巣箱をどこに置くかを検討しておきましょう。
時間に余裕があれば、教材を参考に巣箱を追加で自作するのもおすすめです。巣箱 1 箱だけでは捕獲の確率は 1〜2 割程度と低く、待ち箱(捕獲用の空の巣箱)の数と設置場所が多いほど確率は上がります。
秋から冬にかけて準備を進めた方は、余裕を持って春のシーズンを迎えられます。
巣箱の設置は分蜂開始 1 週間前までに
巣箱は、お住まいの地域の分蜂開始予想の 1 週間前までには設置を済ませてください。それより早くから設置しておく分には問題ありません。
反対に、設置が分蜂の開始に間に合わなかった場合も、シーズンの途中で諦める必要はありません。ただし分蜂は最初の 1 ヶ月に集中するため、設置が遅れるほど捕獲のチャンスは減っていきます。
一方、待ち箱ルアー(ニホンミツバチの誘引剤)は開封後の有効期間が 45 日間です。巣箱と一緒に早くから取り付けてしまうと、シーズン後半に効果が切れてしまいます。巣箱は早めに設置し、待ち箱ルアーは分蜂開始予想の 1 週間ほど前に取り付けるのがポイントです。
分蜂の開始は年によって 1 週間ほど前後します。春先になったら、全国の飼育者から分蜂の報告がリアルタイムで集まる分蜂マップで、お住まいの地域の状況を確認してください。
関連情報
今がすでに春〜初夏で、今年のシーズンに間に合うか気になる方は、こちらの FAQ をご覧ください。
分蜂時期を逃さない
分蜂の時期は九州南部で3月上旬、関東で3月下旬、東北で4月中旬から。1ヶ月で7〜8割の分蜂が終わるため、準備は冬から始めましょう。分蜂マップで最新状況を確認できます。
飼育を始めたい方へ
ニホンミツバチの養蜂は冬から準備を始めます。巣箱の入手・設置場所の選定・待ち箱ルアーの準備など、初心者が春の分蜂シーズンまでにやるべきことを時系列で解説。必要な費用の目安も紹介します。

