Q分蜂群が新しい巣に入るとき、女王蜂が先導するのですか?
女王蜂は先導しません。新居の場所を決めるのは探索蜂で、女王蜂自身は場所を知りません。入居時も働き蜂が先に入り、女王蜂は途中で促されて入ります。
女王蜂は新居の場所を知らない
「女王蜂」という名前から、引っ越しでも女王蜂がリーダーとして群れを率いるイメージを持つかもしれません。しかし実際は、新しい巣の場所選びに女王蜂は一切関わっていません。 分蜂(ぶんぽう)で巣を飛び出した群れは、近くの木の枝などに蜂球(ほうきゅう)と呼ばれる塊を作ります。
ここから探索蜂が飛び立ち、候補地を調査してダンスで仲間に報告します。最終的に働き蜂たちの合意で行き先が決まりますが、女王蜂はこの議論に参加していません。
つまり、女王蜂は新居がどこにあるのか知らない可能性が高いのです。
移動中も先頭に立たない
新居が決まると、蜂球が一斉に飛び立ちます。このときも女王蜂は先頭ではなく、群れの中に紛れて飛んでいます。
方向を示すのは探索蜂の役目で、女王蜂は大勢の働き蜂に囲まれた状態で、知らない場所へ連れて行かれていると考えられます。
入居は数分で一気に進む
新居に到着すると、分蜂群は上空で旋回するように集まります。そこから働き蜂が次々と巣門へ吸い込まれるように入っていきます。数分から十数分ほどで、数千匹の群れがほとんど巣の中に収まります。
女王蜂は、働き蜂がある程度入った後に入っていきます。先頭でも最後尾でもなく、群れの途中です。働き蜂に囲まれた目立たない位置で入ることで、鳥などの外敵に狙われるリスクを減らしていると考えられています。
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