Q飼育群れの分蜂の強制捕獲には、待ち箱を何箱用意すればいいですか?
5箱以上の巣箱を事前に用意してください。平均で3、4回1群れから3〜6回以上分蜂することがあり、第二分蜂以降は1日おきに起こるため、事後の準備では間に合いません。
最低 5 箱以上は事前に用意してください。分蜂(ぶんぽう)は 1 回で終わりではなく、1 つの群れから何度も繰り返されます。第二分蜂以降は 1 日おきや連日といった短期間で連続して起こることもあるため、あとから巣箱を準備しようとしても間に合いません。
分蜂は 1 回では終わらない
ニホンミツバチの分蜂は、群れを増やすための繁殖行動です。春になると巣の中で新しい女王蜂が育てられ、分蜂が起こります。
元気な越冬群れであれば 3〜4 回は分蜂するのが普通で、多い群れでは 6〜7 回に達します。私たちが 3 群れを密着観察したときは、合計で 18 日間で 13 回の分蜂がありました。
第二分蜂以降に限ると、10 日間で 11 回です。
後半ほどペースが上がる
分蜂のスケジュールには特徴的なパターンがあります。
最初の分蜂(第一分蜂)のあと、約 1 週間の間隔をおいて第二分蜂が起こります。
問題はその先です。第三分蜂以降は 1 日おきに起こることも多く、ときには連日のペースで続きます。
つまり、第一分蜂を見届けてから「巣箱が足りないから注文しよう」と思っても、届く頃にはすでに 2〜3 回の分蜂が終わっている可能性があります。
巣箱がなければ分蜂群れを捕獲できず、そのまま飛んでいってしまいます。
強制捕獲は意外と簡単
強制捕獲とは、分蜂して木の枝などに蜂球(ほうきゅう)を作っているミツバチを、巣箱に直接押し込んで捕まえる方法です。
高い木の上に集まってしまうと手が届きませんが、手の届く場所であれば特に難しくありません。
自宅の近くでずっと観察できる方なら、ほぼすべての分蜂群れを捕まえることも可能です。
飛び去った分蜂が近く入居することも
すべての分蜂に立ち会えるとは限りません。
しかし見逃した分蜂群れが、近くの巣箱に自然に入居してくれることがあります。
分蜂群れは同じ敷地内や数百メートル以内の場所に住み着くことが多いためです。
そのため、巣箱は家の中にしまっておくのではなく、待ち箱ルアーを付けて自宅周辺の複数箇所に設置しておきましょう。
見逃した分蜂にも、よそから飛んでくる群れにも対応できます。
越冬群れほど早い時期に動く
元気な越冬群れは、まだ肌寒い分蜂シーズンの初期に分蜂を始める傾向があります。
「まだ寒いから大丈夫」と思っているうちに最初の分蜂が終わっていた、ということも珍しくありません。
5 箱以上の巣箱を早めに準備し、シーズン前に設置を済ませておくことが、捕獲のチャンスを最大限に活かすポイントです。
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たくさん巣箱を用意する
ニホンミツバチの捕獲率を上げるには巣箱を5個以上用意し、分散配置するのがコツ。1箱だけでは望みが薄いので、 友人・親戚の土地も活用しましょう。










