Q巣箱に屋根をつけた方がいいですか?
必ずつけてください。雨の浸み込みと、夏の天井の熱による巣落ちの両方を防ぐためです。
屋根は雨と夏の熱から巣を守る
巣箱の屋根には、大きく 2 つの役割があります。
1 つは雨よけです。屋根がないと、激しい雨で天井から雨水が中に浸み込みます。
もう 1 つは、夏の暑さ対策です。天井に直射日光が当たると天井が熱くなり、その熱が巣の中にこもります。 ニホンミツバチ で最も怖いのが、この熱による夏場の巣落ち(すおち)です。巣はミツバチが作るロウ(蜜蝋)でできているため、暑さで柔らかくなると、ハチミツの重みで天井から剥がれ落ちてしまいます。気温が上がる真夏は特に注意が必要です。
放置すると群れを失うことにもつながるので、屋根は必ずつけてください。
熱を中に伝えない付け方にする
ただ屋根をつければよいわけではありません。屋根が天板(巣箱の一番上の板)にぴったり密着していると、直射日光で熱くなった屋根の熱が、そのまま巣の中に伝わってしまいます。
波板を使ったり、屋根と天板の間に隙間を作って浮かせてください。大きく空ける必要はなく、間に空間があるだけで、熱くなった屋根の熱が直接巣箱に伝わりにくくなります。
また暑さ対策で重要なのが、すだれや日除けで巣箱全体を日陰に入れてしまうことです。
これで巣箱の周りが高温になったり、地面や壁の照り返しで巣箱が熱くなることを防げます。
風で倒れないようにしっかり固定する
雨をしのぐだけなら、屋根の素材はトタンの波板で構いません。素材に決まりはありません。
注意したいのは風です。重箱式巣箱 は箱を縦に積み重ねる構造で重心が高く、強い風で倒れやすいためです。
屋根の上に重しを乗せて押さえる方法は、あまりおすすめしません。何かの拍子で重しが落ちると怪我につながります。
また、重心が高くなってかえって不安定になることもあります。
巣箱を置く台をしっかり安定させたうえで、巣箱全体をロープや荷締めベルトで縛って固定してください。
重心を上げずに、風で揺れてもバランスを崩しにくくできます。
弊社で開発・利用している新型鉄製台では、台に重りを載せて、巣箱全体をロープで縛る構造となっています。
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飼育場所の選び方
ニホンミツバチの巣箱を設置する場所の選び方を解説。1メートル四方で設置可能ですが、安全性の確保、盗難対策、熊対策、暑さ対策など考慮すべき点があります。

