Qスズメバチの巣は、秋にはどのくらいの大きさになるのですか?
9〜10 月が最盛期で、大きく育った巣では蜂の数が 1,000 匹、直径が 50cm を越えることも珍しくありません。ただし秋になっても小さいままの巣もあります。
多い巣では 1,000 匹を越える
秋の巣は大きくて危ない、とよく言われます。
ただ、スズメバチには何種類かいて、巣の規模は種によって違います。
住宅地でよく巣を見かけるキイロスズメバチは、ピークを迎える 9〜10 月に、働き蜂が 1,000 匹を越えることも珍しくないと言われています。
体がいちばん大きいオオスズメバチは、同じ時期でも働き蜂は数百匹で、500 匹を越えることがある程度です。
体が大きい種ほど働き蜂の数も多い、というわけではありません。
巣の中は円盤が積み重なっている
外から見えているのは、紙のような外皮に包まれた外側だけです。
中を開けると、幼虫を育てる部屋が並んだ円盤が、上下に積み重なっています。
円盤が増えるほど、巣は外へ大きくなっていきます。
キイロスズメバチの巣は秋に最も大きくなり、直径 50cm を越えることも珍しくありません。
私たちが軒下から取り除いたキイロスズメバチの巣は、まだ成長の途中だった 7 月下旬の時点で直径 20cm ほどでした。円盤は 4 枚で、幼虫を育てる部屋は全部で約 1,000 個ありました。
この動画では、その巣を軒下から取り除き、中の構造を確認しています。
夏の間に一気に大きくなる
巣が大きくなるスピードは、季節によって違います。
スズメバチは他の虫を捕まえ、噛みくだいた肉を幼虫に与えて育てます。
春に巣を作り始めるのは女王蜂 1 匹だけです。エサを捕まえに行くのも、幼虫を育てるのも 1 匹でこなすので、この時期の増え方はゆっくりです。
働き蜂が羽化しはじめると、エサ捕りと子育てはしだいに働き蜂の仕事になります。女王蜂は外に出る回数が減り、やがて産卵に専念するようになります。
こうして育った働き蜂が、さらに次の働き蜂を育てます。働き蜂が増えれば、同時に育てられる幼虫の数も増えます。
夏の間に巣が急速に大きくなるのは、このためです。
私たちが 8 月上旬に掘り出したオオスズメバチの巣も、中にいた蜂は 10 匹から 20 匹ほどでしたが、サナギの入った繭はすでに約 120 個ありました。これらのサナギが羽化すれば、蜂の数はさらに増えていきます。
そして 9〜10 月に、巣は最盛期を迎えます。
どこまで育つかは巣によって違う
ここまでの数字は、よく育った巣の場合です。
実際、秋になっても小さいままの巣を、私たちも見てきました。
蜂の数が多い巣ほど、近づいたときの反応も激しくなります。見つけても自分で手を出さず、専門の業者に相談してください。
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スズメバチの対策
スズメバチの中でも、キイロスズメバチはニホンミツバチの巣箱に頻繁にやってきます。オオスズメバチは世界最大のスズメバチで、ニホンミツバチの群れを全滅させることもあります。
