Qキンリョウヘンの開花が分蜂時期に自然に合わないのはなぜですか?
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キンリョウヘンの開花が分蜂時期に自然に合わないのはなぜですか?キンリョウヘンが中国南西部原産の植物だからです。現地のトウヨウミツバチの分蜂時期に合わせた開花サイクルを持つため、日本で屋外栽培すると開花がずれてしまいます。
キンリョウヘンが中国南西部原産の植物だからです。現地の気候に合わせた開花サイクルを持つため、日本で屋外栽培すると分蜂(ぶんぽう)時期より 1 か月ほど遅れて開花します。
目次
キンリョウヘンが分蜂捕獲に使われる理由
キンリョウヘンは、ニホンミツバチの集合フェロモンに似た物質を放出するランです。蜜も花粉も出さないにもかかわらず蜂を引き寄せ、受粉を手伝わせるという巧みな戦略を持っています。
この性質から、分蜂シーズンにキンリョウヘンを咲かせると捕獲の強力な助けになります。つまり、「分蜂時期に咲いていること」が使い方の前提条件です。
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キンリョウヘンは蜜も花粉も出さないのに、ニホンミツバチの集合フェロモンに似た物質を発して誘引します。ミツバチは「騙されて」受粉を手伝わされているのです。詳しくは、こちら
日本で育てると 1 か月ほどずれる
ところが、キンリョウヘンを屋外で普通に育てると、分蜂時期より約 1 か月遅れて開花します。
例えば京都北部では、分蜂の開始は 4 月上旬、ゴールデンウィーク頃にはだいぶ数を減らしてしまいます。
しかし屋外で栽培すると、5 月以降に開花することが多く、肝心な時期にまだ咲いていません。
中国の気候に合わせて進化してきた植物
この理由は、キンリョウヘンが中国南西部原産のランだからです。
はっきりとはわからないのですが、受粉を手伝わせるという戦略上、現地ではトウヨウミツバチ(ニホンミツバチの仲間)の分蜂時期に合わせて開花するよう進化してきたと考えられます。
キンリョウヘンは江戸時代後期に日本へ持ち込まれたと言われています。
このため、分蜂時期が来てもキンリョウヘンはまだ開花準備が整っていないのです。
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屋外で栽培するとキンリョウヘンの開花時期は、ニホンミツバチの分蜂シーズンから大きく遅れてしまうため、外気温よりやや暖かい環境で栽培し開花を早めます。詳しくは、こちら
開花調整か待ち箱ルアーで対応できる
キンリョウヘンを分蜂時期に咲かせるには、温度管理によって開花を早める「開花調整」が必要です。
また、2014 年には誘引成分を合成した待ち箱ルアーも登場しました。開花調整の手間なく同等の誘引効果が得られます。
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初心者には待ち箱ルアーがおすすめです。開花調整が不要ですぐに使えます。ベテランはキンリョウヘンを育てる人が多く、株分けでコストを抑えられます。詳しくは、こちら
関連するFAQ
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切り花にして使ってください。花芽1本でも十分に誘引効果があります。切り花にすることで株を傷めずに済み、遠くの設置場所でも管理が楽になります。詳しくは、こちら

