Q分蜂した群れはどうなるのですか?
分蜂した群れは近くの木などに蜂球を作り、探索蜂が新しい住処を見つけると、多くは数時間〜1日で飛び去ります(天候が悪いと数日留まることも)。新居は木の洞のほか、石垣やお墓、民家の床下などさまざまです。
まず蜂球を作って集合する
分蜂(ぶんぽう)とは、群れを増やすためのミツバチの繁殖行動です。春になると、古い女王蜂が働き蜂の約半分を連れて巣を飛び出します。
飛び出した群れは、すぐに遠くへ向かうわけではありません。まず元の巣の近くにある木の枝に集まり、ボール状の塊——蜂球を作ります。
探索蜂が新しい住処を探す
蜂球を作っている間、群れ全体がじっとしているわけではありません。探索蜂と呼ばれる一部の働き蜂が飛び立ち、新しい住処の候補地を探し回っています。
候補地を見つけた探索蜂は蜂球に戻り、ダンスで場所の情報を仲間に伝えます。複数の候補地の中から、最終的に群れ全体で 1 つの場所に合意すると、一斉に飛び立って新居へ向かいます。
蜂球でいる時間は数時間から 1 日程度が一般的ですが、天候が悪いと数日かかることもあります。
蜂球を見かけると驚くかもしれませんが、分蜂中のミツバチはおとなしく、あまり攻撃的ではありません。新しい住処が決まれば自然と飛び去りますので、そっとしておけば問題ありません。
新居は木の洞が多い
新居として選ばれやすいのは、大きな木の幹にできた空洞(洞・うろ)です。ニホンミツバチは、小さな入り口から広い空間が広がっている閉鎖的な場所を好みます。
しかし、木の洞だけではありません。以下のような場所にも巣を作ります。
- 石垣の内部やお墓の石の隙間
- 民家の床下や天井裏、壁の中
- コンクリートの隙間や排水管の周囲
材質や巣を作る場所の高さをあまり選ばないため、街中でもさまざまな場所で暮らしています。
関連情報
分蜂とは
分蜂とは、ニホンミツバチの群れが2つに分かれる現象です。春に起こる分蜂は、野生のニホンミツバチを捕まえて飼育を始める絶好のチャンス。時期・回数・仕組みを詳しく解説。
