Qなぜ分蜂は最初の1ヶ月に集中するのですか?
1つの群れの分蜂が約2週間で終わるためです。春の間、新しい女王が次々と羽化して飛び立ちますが、最後の女王が羽化するまでの約2週間でその連鎖は終わります。
分蜂のシーズンが 1 ヶ月で終わる理由は、1 つの群れの中で何が起きているかを追うとわかりやすくなります。
1 つの群れが春に複数回分蜂する仕組み
春になると、ニホンミツバチの群れでは新しい女王蜂が育てられます。新女王が羽化する前に、古い女王は働き蜂を連れて先に巣を出ていきます(第一分蜂)。
古い女王は少しずつタイミングをずらして 10 匹前後の女王蜂の卵を産んでいます。
巣に残るのは、これから生まれようとしている複数の新女王たちです。
新女王は日を置かずに次々と羽化する
古い女王が去った後、しばらくすると新女王たちは短い間隔、多くの場合は連日羽化してきます。
古い女王蜂が出ていった分蜂から平均で約 1 週間後に、新しい女王蜂の分蜂が起こります(第二分蜂)
その後も羽化してくる新女王の分蜂が続きます。
古い女王が巣を出てから最後の新女王が羽化するまでの期間が約 2 週間です。この 2 週間で、1 つの群れから起こりうる分蜂はすべて完了します。
1 群れの分蜂回数は平均 3〜4 回、多い場合は 6〜7 回になることもあります。
このように、1 つの群れから複数回の分蜂が短期間に立て続けに起こります。
先に生まれた姉が妹を手にかけることも
羽化した全ての新女王が群れを率いられるわけではありません。先に羽化した姉が妹を手にかけることもあります。
この時期、巣の前を弱々しく歩き回る女王を見かけることがあります。働き蜂に追われ、巣から追い出された女王です。
地域全体で見ると 1 ヶ月になる理由
1 群れの分蜂サイクルは約 2 週間ですが、同じ地域内でも群れによって分蜂の時期には数週間の差があります。群れの状態や立地によるものです。
この「ズレ」が重なり合うことで、地域全体では分蜂シーズンが約 1 ヶ月続きます。
シーズン開始から 1 ヶ月が経つと、ほとんどの群れで分蜂は終わっています。
その後は、分蜂が遅い群れや、春に分蜂して新しい場所に巣を作った群れが、再び分蜂し、初夏までは数を減らしながら報告が届きます。
関連情報
分蜂時期を逃さない
分蜂の時期は九州南部で3月上旬、関東で3月下旬、東北で4月中旬から。1ヶ月で7〜8割の分蜂が終わるため、準備は冬から始めましょう。分蜂マップで最新状況を確認できます。










