Q分蜂中のニホンミツバチは刺さないって本当ですか?
分蜂中のミツバチは普段よりおとなしく、攻撃性が低い状態です。お腹いっぱいに蜜を蓄えていることや、守るべき巣がないことが理由です。
分蜂中のニホンミツバチは、普段よりもさらにおとなしく、めったに人を刺すことはありません。 お腹いっぱいに蜜を蓄えていることや、守るべき巣がないことが理由です。
分蜂とは
分蜂(ぶんぽう)とは、ミツバチのコロニーが繁殖するための行動です。新しい女王蜂が誕生する前に、古い女王蜂が働き蜂の約半数を連れて巣を離れ、新しい住処を探します。
春によく見られ、数千〜数万匹のミツバチが一斉に飛び立ち、一時的に木の枝などに固まって休憩します。この塊を「蜂球(ほうきゅう)」と呼びます。
一見すると大群で怖そうですが、この状態のミツバチはとてもおとなしいのです。
どのくらいおとなしい?
分蜂中のミツバチのかたまり(蜂球)は、近くで見ているだけであれば刺されることはまず起こりません。群れの中に手を入れても攻撃されないほどおとなしいと言われています。
ただし、何度も繰り返し触ったり、捕獲作業で網に入れたりすると刺激になるため、防護服を着用して作業します。
攻撃性が低い理由
お腹いっぱいに蜜を蓄えている
分蜂するミツバチたちは、数日かかるかもしれない引っ越しに備えて、蜂蜜をお腹いっぱいに貯めて巣を出てきています。
お腹が膨らんでいるため、体の縞模様がいつもより伸びて見えます。実は、お腹が膨らむと針が出にくくなるそうです。
守るべき巣がない
蜂と聞くと「すぐに刺してくる」と思っている人も多いですが、実はそうではありません。ミツバチが攻撃的になるのは、巣に貯めた蜂蜜や幼虫を外敵から守るためです。
分蜂中は新しい住処を探している最中で、守るべき巣がありません。このため、攻撃する理由がほとんどないのです。また、分蜂中に何かに襲われたとしても、戦うよりも逃げる方が合理的です。このことも攻撃性が低い理由だと私たちは考えています。
街中で見つけた場合
ニホンミツバチは野生のミツバチで、都市部にも生息しています。分蜂が多い春先には、蜂の大群が街中に現れてニュースになることもあります。
見つけても慌てず、そっとしておいてください。数時間から数日で新しい住処へ飛び去っていきます。
関連情報
分蜂の仕組みや、ニホンミツバチの攻撃性についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
分蜂とは、ニホンミツバチの群れが2つに分かれる現象です。春に起こる分蜂は、野生のニホンミツバチを捕まえて飼育を始める絶好のチャンス。時期・回数・仕組みを詳しく解説。分蜂とは

ニホンミツバチは刺すのか。結論から言うと刺しますが、とても大人しく観察程度なら滅多に刺しません。一度刺すと死ぬ理由や、刺されにくい接し方を解説します。ニホンミツバチは刺すか

動画
分蜂群の捕獲の様子を動画で紹介しています。分蜂中のミツバチがいかにおとなしいかがわかります。








