Q自然入居したミツバチを逃がさないためにはどうすればいいですか?
入居後2〜3週間はそっとしておくことが最も大切です。巣箱を持ち上げたり中を覗いたりすると、逃居の原因になります。
入居後 2〜3 週間はそっとしておくこと。これが定着のために最も大切なことです。自然入居したニホンミツバチは本来簡単には逃げませんが、入居直後の刺激が原因で逃居(とうきょ)してしまうケースがあります。
そもそも自然入居とはなにか
ニホンミツバチの分蜂(ぶんぽう)では、新しい住処を探す役割の探索蜂たちが時間を候補地を調査します。その結果、群れ全体で「ここにしよう」と合意したうえで引っ越してくるのが自然入居です。
自分たちで選んだ巣箱なので、ちょっとしたことで逃げ出すことはまずありません。まずは安心してください。
入居直後にやってはいけないこと
安心とはいえ、入居直後に強い刺激を与えると逃居の原因になります。特に避けてほしいのは次の 3 つです。
- 巣箱を持ち上げる — 入居直後は小さな巣にたくさんのミツバチがしがみついている状態で、持ち上げると巣が落ちてしまうことがある
- 中を覗き込む — 光や振動が群れを警戒させる
- 強い振動を与える — 巣箱の近くでの作業や衝撃もストレスになる
巣箱を 90 度回転させて真横から写真を撮る方もいますが、入居直後のタイミングでは巣が小さいため、巣の落下につながる危険があります。
逃居したらもう戻ってこない
逃居とは、群れが巣を放棄して別の場所に飛び立ってしまうことです。
一度逃居したミツバチは、同じ巣箱に戻ってくることはありません。完全にいなくなってしまいます。
だからこそ、入居直後の刺激には慎重になる必要があるのです。
2〜3 週間はそっとしておく
重箱式巣箱は、同じサイズの箱を積み重ねた構造で、1 段の高さは約 15cm です。
目安として、巣箱の天井から 1 段分(約 15cm)くらいまで巣が伸びれば、巣がしっかり固定されてきて安心できます。ここまで成長するのに、だいたい 2〜3 週間かかります。
それまでは、とにかくそっとしておくことが一番の定着対策です。
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